一般ゲームではあまり見ませんが、いわゆる「エロゲ」だとなぜかデフォルトのインストール先が「C:\Program Files/C:\Program Files (x86)」ではなく、ユーザーアカウントごとに設定されているドキュメントフォルダに指定されているタイトルがちらほら見られます。近年のタイトルだとコンシューマー版が2022年にリリースされ、今年アニメ化が決まっている「ハミダシクリエイティブ」とそのファンディスク、「ハミダシクリエイティブ凸」がこれに該当します。
どのような意図でこのような仕様にしているのかわからないのですが、ドキュメントフォルダはアプリをインストールする場所ではないので本来であれば一般的なWindowsプログラムと同じProgram Filesか、ルートディレクトリにゲームブランド名のフォルダを作成してそこにインストールするべきです。ドキュメントフォルダは本来、その名の通りWordやExcel等で作成されたドキュメントの保存先であって、間違ってもプログラムのインストール先ではありません。
さらに言うと近年のWindowsではMicrosoftアカウントとの統合を推し進めていて、OOBE（ようこそ）画面でセットアップすると強制的にOneDriveに写真、ドキュメント、デスクトップが同期されるため、無料プランで使用している場合エロゲのインストールフォルダがそのままクラウドにアップロードされてしまい、無料プラン（5GB）で使用している場合これだけでストレージの容量を圧迫するというとんでもない事態になってしまいます（あまりプレイしない方はわからないかと思われますが、エロゲのデータファイルはグラフィックの高解像度化やフルボイス化が行われた影響で概ね3～5GBが標準になっています）。
というかMicrosoftは強制的にOneDriveにバックアップする設定でセットアップするのをやめろ！Windows 10では保存先を後から指定できたのですが、Windows 11以降ではそのような項目が存在しないで初期セットアップの時点では強制的にドキュメントフォルダと写真フォルダ、デスクトップの内容がOneDriveにバックアップされる仕様になっています。
ということで、このようなエロゲをインストールする際は必ずインストール先を変更することをお勧めします。
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