MSIのくろーちゃんが早くも投げ売りされているが･･･

MSI初のゲーミングUMPC、くろーちゃんのCore Ultra 5モデルが実質たたき売りになっています。

今年の1月に発表され、5月に国内でも販売されたばかりの新モデルですし、通常価格は税込102,600円で販売されていることを考えると「最新のCore Ultra搭載モバイルノート」としてみても破格ではあるのですが・・・（Dellの法人向けノート、らちつで5350ちゃんもいつの間にか下位モデルで20万！とかえらく高くなってしまったので、Core Ultra 5搭載ノートとしてみるともう壊れすぎてびっくりする値段です。安い！）

実機は家電量販店などでも見ていますし、ゲーミングPCも多数手がけてきたMSI製品なので完成度は間違いなく高いと思うのですが、メディアの評価がいまいちですし、RAMが16GBしか搭載されていない云々以前に「Intelの内蔵GPU（Intel Arc Graphics）の評価がいまいち」というのも関係しているような気はするのですが･･･

Ryzenに内蔵されているRadeon（Vega/RDNAアーキテクチャ）が「ただ映ればいい」というこれまでのiGPUの常識を覆す高性能なものだったため、第11世代Core i5・i7で採用されたIris Xe GraphicsでもそれまでのIntel UHD Graphicsより大幅に性能が向上し、当初はゲーミング方向でも積極的にプロモーションしていたのですが、途中で足切りした結果、全うに動かないタイトル（具体的にはMK1とかMK1とかMK1）まで出てきてしまったのを実際に見ているので個人的にも･･･デスクトップ向けArcの評価もいまいちでしたし･･･・

もちろんMSIも後継モデルの投入を検討しているでしょうし、Arc Graphicsもドライバの最適化でパフォーマンスが向上する可能性はあるので、この値段なら間違いなく「買い」だとは思うのですが･･･ちょっとCPUの選択を間違ってしまったかなぁというのが正直な感想だったりします。