Apple Vision Proは成功するかどうか − 現時点では特に欲しいとも思わないが、10年先にどうなっているかはわからない

ホモっぽいデザイン iOS
ホモっぽいデザイン

林檎が米国でVR/MRヘッドセット、Vision Proの販売を開始しました。初代アインホホと同じく、現時点では日本での販売は未定となっていますが、おそらくそう遠くないうちに正式投入されることでしょう。

Microsoftは失敗したが…

HTC VIVE
HTC VIVE。決してバイブ星人ではない。

林檎製品は元々熱狂的なファンが多く、どんな商品でも注目されてしまいますが、アインホホやアイパヨ、林檎時計の時と同じく、今回のVision Proも「林檎が初めて生み出したジャンルの製品」というわけではありません。

日本国内ではソニーの「PlayStation VR」やMeta(旧Facebook)が販売している「Meta Quest」シリーズ、今やスマホよりVRヘッドセットメーカーとしてのイメージが強くなってしまったHTCの「Vive」が先に販売されています。

バーチャルボーイ
今出ていれば評価は違ったかもしれない。

もっと言えば1995年に任天堂から発売された「バーチャルボーイ」はVR/MRヘッドセットのご先祖様と行ってしまっても良いかもしれません。実際のところ、発売した時はものすごく欲しかったんですが、プレイしていると目が疲れてくるし、そもそもソフトが出そろわないまま失敗作として販売が終了してしまったので、出るのが早すぎたんでしょうね。バーチャルボーイは。

Holo Lens 2
正直その存在自体忘れていた()

林檎のライバルであるMicrosoftも「Windows Mixed Reality」という規格を2017年にリリースされたWindows 10 Fall Creators Updateからサポートし、Microsoft自身も「HoloLens2」を投入しただけでなく、富士通などのメーカーからもいくつか対応ヘッドセットが投入されていましたが、イマイチ盛り上がらず先日将来のアップデートで「ワードパッド」ともどもOSコンポーネントから削除されることが発表されています。正直、当時から微妙だったので、つい最近まで存在自体忘れていましたし、使ってるユーザーもいないはずなので不要なコンポーネントはどんどん削除すべきだと思います。

正直現時点では林檎のVision Proもそこまで魅力的には感じませんし、なんなら「特に興味はない」というのが正直な感想だったりします。まぁ販売価格が約50万とえらく高価なのも理由としては大きいのですが…

アイパヨも林檎時計も発表された時はそこまで欲しいとは思わなかった

初代アイパヨ
今は無き故・スティーブ・ジョブズ氏自身の手で発表された初代アイパヨ。この頃は「ただのデカいiPod touch」という評価をしているユーザーも多かった。
初代りんごどけー
とにかくすべての動作が重かった初代りんごどけー。後に「金としての価値」しかなくなる超高額モデルが投入されたことも話題に。

ただ同じようなことは2010年の初代アイパヨ、2014年の初代林檎時計が発表された時も思っていましたし、何なら短期間で商品ラインナップから消滅するとも思っていました。

どちらも今回発売したVision Proと同じくすでに他社が似たようなデバイスを販売していましたし、OSがまだ未完成でハードウェアスペックもそこまで高くなかった(特に林檎時計)ため、正直かつてのpippinやPowerMac G4 Cube、あるいはNewtonなどと同じく「一部のマニアにはカルト的な支持を受けるだろうけど、製品としては失敗して数年でラインナップから消滅する」とすら思っていました。

アイパヨプヨ
iPad OSに派生してから本当に良くなった近年のアイパヨ。
りんごどけー
林檎時計はもはや「ないと困る」存在に。

ところがどちらもモデルチェンジを重ねるうちにOS、ハードウェアともに進化してできることも増えた結果、アイパヨは「MacにはなれないけどPCとしても活躍できるプラットフォーム」に、林檎時計は「毎日の生活に欠かせない存在」になりました。

結局未来のことなんで誰もわからない

林檎に限らず、最初に登場した製品はプロトタイプという意味合いも大きいので、今の段階でVision Proの未来を予想するのは時期早々だと思います。もちろん本当にpippinと同じレベルの失敗作として歴史に名を残す可能性もありますが、正直未来のことなんで誰もわからないので…

ただ現状海外メディアの実機レビューなどを眺めているとmacOS(正確にはそのサブセット版のiOS)から派生した xrOSは未完成な部分も多いようですし、前述した通り「未来」を見るために50万円を投資する人はよほどお金に余裕があるガジェット好きでもない限り、そうそういないでしょう。

日本における発売時期はまだ未定ですが、それまでにハードウェア、ソフトウェアともにある程度初代モデルの不満点も修正されるでしょうし、いずれ価格も買いやすい値段に下がることが予想されるので、とりあえずいまはまだ(おそらく技適を取得していないでしょうし)無理に海外モデルを購入する必要は無いでしょう。

10年後に個人ブログ含め、何かをネットに出すことを続けているかどうかは不明ですが、どういう評価になっていて、かのあゆ自身Vision Proという製品をどう思っているのか、今から楽しみにしています(まぁなんだかんだで20年くらい続けているので、多分少なくとも個人ブログの方は続けていると思いますが・・・)。

ただ正直今のVision ProはOS、ハードウェアどうこうよりも、某サイクロップス先輩(※X-MENのリーダーの方ではない)が付けているバイザーによく似た、ホモっぽいスタイリッシュさに欠けたデザインを先にどうにかした方がいいと思います。アーイキソ

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Vision Pro:林檎

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