トラブルが起きても自己責任、その代わり有料サービス級の高性能サーバーを無料でレンタルできるエックスサーバーの新サービス、「シン・クラウド for FREE」が凄すぎた

昨日サーバー使用期間の更新のためXFreeのログイン画面に久々にアクセスした際に初めて気づいたのですが、エックスサーバーが新たな無料サーバーレンタルプラン「シン・クラウド For FREE」を10月3日にサービス開始していました。それに伴い旧XFreeは新規会員受付を終了しています(既存のユーザーは当面今まで通り利用可能)。

あまり知った経緯を公表しない方が良さそうなので避けますが、ある関係でエックスサーバーの存在を知り、さらにそのエックスサーバーが無料で利用できる「XFree」を提供していることを知ったのと、ちょうど個人ブログサーバーが寿命を迎えてOSがブートしない状態になってしまったのでせっかくならハードのメンテをしなくていいし登録してみるか・・・ということでXFreeに登録したきっかけとなります。

XFreeの時点でPCからのアクセスであれば広告は一切表示されない(スマホでアクセスした場合は表示される)、PHPのバージョン切り替え可能など割と柔軟で使い勝手も良かったのですが、シン・クラウド For FREEでは「無料でも有料サービス級の高性能サーバーを使える」ことを売りにしていて、サーバーのハードウェアはXeon E-2356G(コードネーム“Rocket Lake”)、RAMは128GB、ストレージは10GB SSD(特に明言されていませんが比較ページで有料プランはわざわざ「NVMe」と表記しているのでおそらくFREEのほうはSATA SSD)と個人ブログを運用するには十分すぎる上に独自SSLも使用可能なのでセキュリティ面も安心できます(XFreeはSSLが一切使用出来なかった)。

有料プラン(シン・クラウド、XServer)との違いは独自ドメインが10個まで、サブドメインが50個、MySQL設定が5個までに制限されている点(有料プランだと無制限)と、データベース容量が500MBと小さくなっている点、WordPress簡単ツールが利用できない点、ユーザーサポートが一切ない(トラブルが起きたら自己解決する必要ある)点になります。

正直初心者向けではありませんし、初心者がとりあえずブログを始めたいのであれば今ならかつて有料プランでしか利用できなかった機能がすべて解放されているライブドアブログがおすすめですが、広告なしで(XFreeとは異なり、どのプラットフォームでアクセスしようが広告は一切表示されません!すごい!)ここまでのサービスを提供しているレンタルサーバーはないので自分ですべて解決できる人であれば魅力的に感じられるのではないでしょうか。

検索したところ「3か月ごとに契約を手動で更新しないとならず、凍結から一ヶ月の猶予が過ぎたらデータを消すのはやり過ぎだ!」という意見を見かけましたが・・・慈善活動としてやっているわけではありませんし、猶予期間を過ぎても更新しないユーザーのデータを残す必要は正直ないのでこれをデメリットといってしまうのはあまりに酷なんじゃないかなぁと・・・それに個人サーバーでやっていても証明書の更新は定期的に必要になってきますし・・・

ということで無料で大容量かつ広告なしで使えるWEBサーバーを探しているのであればシン・クラウド for FREEがおすすめ・・・といいたいところなのですが、10月3日のローンチから短期間で予想を上回る申し込みがあったため、実はこの記事を執筆している10月14日の時点では新規ユーザー受付は中断しています(既存のXFreeユーザーであれば新たに登録することが出来るのは確認しています)。10月下旬には新規ユーザー登録を再開する予定ということなので、気になる方は公式サイトの情報を随時確認しておくことをお勧めします。

関連リンク

シン・クラウド For FREE:エックスサーバー

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