TicWatch Pro 5を半年使っての感想

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Qualcomm JapanがXで開催していたキャンペーンで当たったTicWatch Pro 5を使い出して6ヶ月が経過しました。その後同じくWear OSを搭載する銀河ちゃん時計6、Pixel Watch 2、Xiaomi Watch 2(現時点では日本未発売)が投入されましたが、実はWear OS搭載スマートウォッチの中ではTicWatch Pro 5が最も完成度が高いんじゃないかなと思っています。ちなみにスマートウォッチは場合によってはスマートフォンやタブレット、PCと同じ電子機器という扱いになるため職場によっては作業場に持ち出せない場合もあるのですが、今のところかのあゆの現場ではスマートウォッチは特に問題ないという扱いになっているので林檎時計ともども装着して仕事しています。

搭載SoCはQualcomm Snapdragon W5+ Gen 1。プロモーションも兼ねてTicWatch Pro 5を開発・販売しているMovboiとQualcommとの協賛でプレゼントキャンペーンを開催したものと思われますが、10月に発表されたGoogleのPixel Watch 2にも搭載されている、スマートウォッチ向けの最新SoCになります。4nmプロセスで製造されていて元々前世代のSnapdragon Wear 4100/4100+より50%ほど消費電力が削減されていて、Pixel Watch 2ではディスプレイ常時点灯表示ONの状態でも24時間連続稼働が可能になったようですが、林檎時計にしてもWear OSにしてもスマートフォン/タブレット(さらに言えばPC)向けのOSが動作しているのでバッテリー持ちは1日程度しか持たないのですが、TicWatch Pro 5の場合時計表示用のSTN液晶をWear OS表示用のOLEDパネルと組み合わせることによりかのあゆの場合3日稼動します。シンプルな組み込みOSを搭載しているXiaomi SmartBandシリーズやOPPO watch Freeでも似たような持ちだったのでWear OSを搭載しながらここまで持つのは本当に驚異的です。

健康管理機能が全て無料で利用できるのも魅力的に感じています・・・何を言っているんだと言われるかもしれませんが、GoogleのPixel Watchは2021年に買収したFitbit由来のサービスに依存しているため、健康管理機能をフルで利用するにはサブスクリプションサービス「Fitbit Premium」への加入が必須になります(一応新品で購入した場合6ヶ月分の加入券がバンドルされていますが・・・)

Appleも日本ではまだ展開されていないものの、「Apple Fitness」というサブスクリプションサービスを海外で提供していますが、あくまで運動する時に便利なコーチング機能を提供してくれる「あれば便利ではあるけれども、運動や健康管理の記録関連には影響しない」ものであるのに対し、Pixel Watchシリーズでは他のスマートウォッチでは無料でできている睡眠の分析機能を使用するにはFitbit Premiumへの加入が必須で、加入しないと基本的な記録機能しか利用できません。正直それならXiaomi SmartBandの方が運動記録や健康管理機能は上だと思うのでFitbitのサービスに依存している限りPixel Watchをかのあゆが購入することはないと思います。TicWatch Pro 5ではそのようなことはなく、睡眠時の皮膚体温測定や分析機能など、高度な機能も一切課金することなく使用できます(ちなみに睡眠コーチング機能も実装されている銀河ちゃん時計も同様です。Pixel Watchの仕様が異常)。

ただ同期アプリ「Mobvoi Health」もそうなのですが、日本語に完全ローカライズはされているのですが翻訳がおかしい箇所があり、一見すると訳がわからない箇所があるのは気になりますが・・・(例えばOne-Tap Measurementの「圧力」。なんのことを言っているのかわからなかったのですがストレス記録機能のことを指しているようです)。

"Timeshow"ウォッチフェイス
無料で利用できるウォッチフェイスの種類も豊富

ウォッチフェイスはデフォルトで用意されているもののほか、Wear OSなのでGoogle Play Storeで配信されている無料・有料のものを追加できます。またMobvoi独自アプリとして「TimeShow」アプリも用意されていて、こちらからもさまざまなウォッチフェイスを追加できます。

一部は「TimeShow Premium」サブスクリプションへの加入が必要ですが、無料でも選べるウォッチフェイスは豊富です・・・が、明らか商標権違反と思われるロレックス・デイトナやカシオの腕時計を模したウォッチフェイスまで配布されていたりします・・・この辺中華メーカーらしいと言えばそこまでなのですが、一応公式アプリなのでこれはこれで問題があると思います・・・

以外と思われるかもしれないのですが、実はWear OSって標準カレンダーアプリとメールアプリ搭載されてなかったんですよ

最新・・・ではなくなってしまいましたが、Wear OS 3.5を搭載しているのでPixel Watch 2とともに発表されたGoogleカレンダー、Gmailアプリも使用できます。Pixel Watch、銀河ちゃん時計とは異なり元々グローバルでもLTEモデルは用意されていませんが、個人的には母艦になる端末(ろぎーーー!ふぉん5s)を持ち出さないということはまずないのでWi気になりません(林檎時計はセルラーモデルを利用しているので単体運用できる利点も当然理解はしています)。おそらくWear OS 4へのアップデートもいずれ提供されるはずですが、Mobvoiは全体的にアップデートの対応が遅いので配信開始になるのは最悪来年の今頃当たりになるんじゃないかなぁと予想しています。MobvoiもGoogleと協賛しているはずなのでこの辺はなんとかしてほしいところではあるのですが・・・

価格.comのレビューでは「隠れた名機」と紹介されていましたが、Mobvoi自体の知名度は別にしてメーカーが各メディアに積極的に製品を提供していたこともあって少なくともガジェット界隈では全然隠れておらず、むしろそれなりに目立っていた印象があります。もちろん銀河ちゃん時計も素晴らしいので検討すべき製品ではあるのですが、正直前述した問題(ローカライズとアップデートまわり)を除けばTicWatch Pro 5の完成度はPixel Watch 2よりも高いと思うのでおすすめです。発売時から用意されていたオブティシアンに加え、新たにアウトドアシーンにぴったりなサンドストーンも追加されています。

関連リンク

Movboi TicWatch Pro 5:Mobvoi
Mobvoi TicWatch Pro 5 :Amazon.co.jp

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