Windows 11 2023 Update環境で月例アップデート「KB5034765」の適用に失敗する ー 適用出来た場合も不具合が発生。適用出来ない場合の解決策は今のところなし

ユーザーからの意見をフィードバックしていないのならInsider Programの意味は・・・? Microsoft Windows 11
ユーザーからの意見をフィードバックしていないのならInsider Programの意味は・・・?

2024年2月14日にリリースされたWindows 11向け月例更新プログラム「KB5034765」の更新に失敗する不具合が一部環境にて発生しています。

かのあゆの手持ちの環境でもすべての環境で発生しているわけではなく、安定版2023 Update(Version 23H2)環境で運用しているPCのうち、あやあやえあえあ、おさふぇごー3では問題なく適用できたのですが、Windows 11 環境としてのメインPCとして現在愛用しているシンクヴォン13s Gen 2でのみ、この不具合が発生してしまっています。

そもそも普通に適用出来ても「スタートメニューが機能しなくなる」「タスクバーが表示されない」「Explorer.exeでエラーメッセージが表示される」と言った致命的な不具合が発生する可能性があるようで、Windows Insider Program Release Previewチャンネルでプレビュー版としてリリースされた際にしっかりユーザーからの意見がフィードバックされているかどうかすら疑わしいのですが、この問題が発生した場合の解決策は今のところ「ありません」(ちなみにタスクバーやスタートメニューの不具合は先月下旬にプレビュー更新プログラム「KB5034204」としてリリースされた時点で報告されていたので間違いなくユーザーからの意見はフィードバックされていないと言うことになります。最近Microsoftこんなのばかりだネ!CopilotとかWindows 12に力を入れる前にまず真っ当にセキュリティアップデートを適用出来るようにしてくれ・・・

かのあゆ以外の環境でも何件かこの問題が報告されていて、Microsoft公式サポートフォーラムで提示されていた「システムファイルチェッカーとWindowsイメージ修復(DISM /ONLINE Cleanup-image /RestoreHealth)の実行」「トラブルシューティングツールの実行」「Windows Updateで使用しているキャッシュフォルダの削除とWSUS関連サービスの一時停止・再起動」も試したのですが、改善しませんでした。

仕方ないので・・・

現状解決策が存在しないため、仕方なく一時的にWindows Insider ProgramのRelease Previewチャンネルをオプトインしたうえで来月配信される月例アップデートのプレビュー版「KB5034848」を適用することにしました(KB5034765で実施された脆弱性の修正とバグフィックス、新機能も含まれています)。

※サポートフォーラムを見る限り、先月Windows 10向け月例アップデートで発生していた不具合と同じく、「回復パーティションに配置されている回復イメージ(winre.wim)にも更新プログラムを適用しようとしたものの、容量不足で失敗する」のが原因になっているようなのですが、今回のKB5034765の場合Windows RE更新イメージが配布されておらず、回復パーティションを手動で拡張する手順でしか対応出来ないようなので、失敗したときのリスクも考えるとやはり無理に適用しようとするのではなく、来月の更新プログラムの配信を待った方が安全です・・・

関連リンク

2024 年 2 月 13 日 — KB5034765 (OS ビルド 22621.3155 および 22631.3155):Microsoft

Windowsアップデートにて、プログラムKB5034765が繰り返し失敗しています。対処法をご教示ください。:Microsoftコミュニティ

追記:なんと、Release Previewで配信されているKB5034848でも同じ不具合が残っていて適用に失敗してしまうので、もう手っ取り早くインプレースアップグレードを実行してしまった方が良さそうな気がしてきました・・・

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