(ジャンク)おさふぇごー3 簡易レビュー ー 本格的に使うなら物足りないが、サブ機としてはこれでいい

8,000円ろりおさふぇ Microsoft Windows 11
8,000円ろりおさふぇ

イオシス路地裏店さんで購入したジャンクおさふぇごー3の簡易レビューです。2021年10月にリリースされたWindows 11(バージョン21H2)とともに投入された、ろりおさふぇ第3世代モデルで、現在では個人・法人向けモデルともに販売を終了しています。

2023年10月にはCPUがIntel N200にアップデートされたおさふぇごー4が法人向けモデルとして発表済みで、今月23日に開始されるオンライン発表イベントで個人向けモデルの投入もアナウンスされると噂されています。

なお、かのあゆが購入した個体はあくまで「液晶がバッキバキに割れたジャンク品」なので、ちゃんとしたレビューを見たいのであればウインタブさんにて公開されている記事を読むことをお勧めします。

これからまっとうな状態の中古を購入しようか迷っている方にも参考になると思います。

Microsoft Surface Go 3の実機レビュー - 最小サイズでも品質はしっかりSurface、メインで使えるモバイル2 in 1です:ウインタブ

2018年に競合機となる林檎のアイパヨやググレカスのちょろめ本とほぼ同じ価格帯で、なおかつ子供でも扱いやすい10.1インチのコンパクトカツ軽量な筐体を実現しながら、おさふぇぷろシリーズのスタイリッシュさをそのまま継承したモデルとして投入されたのが初代おさふぇごーです。2013年に投入されたおさふぇRT・おさふぇ2(ARM SoC搭載)、およびおさふぇ3(Intel Atom x7-Z8700搭載)の後継モデルとしての立ち位置も兼ねています。

個人向けモデルは未だMicrosoft Officeの買い切り版を強制バンドルしているため、2~3万程度高くなってしまっていてアレですが、それでも上位モデルのおさふぇぷろと比べれば手に取りやすい価格に抑えられていました。

ただ、正直初代おさふぇごーは2018年の時点で古くささを感じる太すぎるベゼルと、何をさせるにももっさりする超低電圧版Pentium Gold 4415Y(Kaby Lake-Y)を搭載していたため、サブ機としても常用するのが厳しかったこともあり、短期間で手放してしまっています。

大幅にスペックアップしたのは上位モデルに第8世代Core m3-8100Yを搭載するおさふぇごー2からになります。こちらも結局ろりれっつ(RZ5)を買い直した関係で長く使ってあげられなかったものの、ベゼルが狭くなって見た目もおさふぇらしくなり、モバイルノートとしての完成度は大幅に向上しました(ただし、おさふぇごー2の下位モデルはPentium Gold 4425Yで、初代と性能がほぼ変わっていないので今購入するのはお勧めできません)。

コードネーム“Amber Lake-Y”で知られる第8~第10世代超低電圧版Core m3・i3/i5/i7は放熱がしっかりしていれば優秀なCPUで、一般的なモバイルノートに採用されている低電圧版Core i3/i5/i7と比較すると性能面では劣りますが、それでも2016年に発売したおさふぇぷろ4で採用されていたCore i5-6300Uとほぼ同等の性能を持ち合わせている上に、省電力なので放熱をしっかりしていれば文章作成や動画視聴などの用途がメインであれば最新のWindows 11環境でも十分快適に運用できます。

ただ逆に言えば今回購入したおさふぇごー3は最上位モデルのCore i3-10100Yモデルではあるのですが、同じ第10世代Coreで採用されていたIce LakeやCommet Lakeではなく、下位モデルのPentium Gold 6500Y(=おさふぇごー2最上位構成に採用されていたCore m3-8100Yのリブランド品)と同じAmber Lake-Y世代の製品で、性能差もほぼ変わらないので「第10世代Core i3搭載機」として期待するとがっかりされるかもしれません。

さっと取り出してさっと作業できるのはこのサイズならでは

正直まっとうな中古だとCore i3モデルはまだ高めですし、普通に使うのであれば前モデルのおさふぇごー2のCore m3モデルか、おさふぇごー3のPentium Gold 6500Yの方が安価なのでそちらを選んだ方がよさそうな気がします。

無論間も無く一般向けモデルの投入が噂されている現行モデルのおさふぇごー4になると第12世代Core(Alder Lake)の省電力コアだけ抜き出したIntel N200にスペックアップしているので、より快適に使いたいのであればそちらを購入した方がベストではあるのですが・・・

性能はこの子の方が上だが・・

性能だけで言えばリュックに常備しているM1まくぶくえあやシンクヴォン 13s Gen 2(第11世代Core i5-1135G7搭載)はもちろんのこと、初代おさふぇごーとほぼ同じタイミングで投入され、サイズ感も近い初代11インチアイパヨプヨの方が上(Apple A12X Bionicの時点で当時のまくぶくぷろやWindowsモバイルノートに搭載されていた第7世代Core i5-7300Uを上回る性能を有していました)ではあるのですが、電車などで「Windows環境を」さっと取り出して使いたいのであればおさふぇごー3はちょうどいいサイズ感ですし、そもそも動画編集やゲームなど、負荷がかかる作業を行うことを想定しているような子でもないので、「サブマシン」としての完成度は非常に高い機種です。

むしろ同時購入は当たり前

タイプカバーはサイズが小さいので若干窮屈ではありますが、打鍵感は上位モデルのものと全く変わらないので、おさふぇごーシリーズを購入するのであれば必須アイテムです。新品は例の通り高価な製品ですが(今回購入したジャンクおさふぇごー3より高い)、幸い初代から現行モデルの4まで同じものが使えるので中古であれば数千円程度で入手できます。

拡張性は限りなく低い

接続ポートは充電用のおさふぇこねくととUSB-Cポートのみ。USBメモリや外付けハードディスクなどを接続する際に別途Type-CハブかType-A to C変換アダプターを購入しないといけないのがネックですし、同じサイズのろりれっつと比較すると拡張性は劣っていますが、USB PDをサポートしているのでモバイルバッテリーでも充電できるのは便利でした。

おさふぇシリーズにプリインストールされているOSは基本的に「素の」Windows準拠なので設定ユーティリティは用意されていませんが、内蔵スピーカーは一応Dolby Audioに対応しているので、なかなかいい音を鳴らしてくれます。コンテンツビューアーとしてもちょうどいいサイズ感なので寝ながら動画コンテンツを楽しむのも捗ります。ただ今回買った個体は液晶がガッツリ割れているので・・・

子供が使ってたならこうなるのも理解できる

イオシスさんに昨年12月に入っていた個体は何故か本来サポートされていないWindows 10 Pro 2019 Update(バージョン1809)が純正イメージとしてプリインストールされていた上、2021年11月発売モデルでそこまで時間がたっていないにも関わらず、全てディスプレイがバッキバキに割れた個体だったのでどういう使われ方をしてきたのか疑問に思っていたのですが、おさふぇごーシリーズは教育機関にも投入されていたので、小学校に導入されていた個体という事であれば、低学年〜中学年あたりまでの子だとラフに取り扱って壊してしまった!ということもあるとは思うので納得できます。

おそらくOSも新機能より安定性を重視したLTSC版であれば、2019 Updateでも最長2029年1月までセキュリティアップデートが継続されているので、そういうことなのでしょうね・・・

関連リンク

おさふぇごー3:Microsoft

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