VMware、仮想化ソフト「VMware Workstation Pro」「VMware Fusion Pro」の個人利用ライセンスを無償化!やったああああああ!

Appleの情報をまとめられている「Macお宝鑑定団」さんの記事によると、VMwareが開発している仮想化ソフト「VMware Workstation Pro(Windows/Linux)」、「VMware Fusion Pro(Mac)」が個人であれば完全無料で利用できるようになったようです。

これに伴い同じく個人利用であれば無料で利用できた「VMware Workstation Player」、「VMware Fusion Player」は廃止されます。

VMware Workstation Player/Fusion Playerはその名の通り仮想化環境の作成・実行を行うための機能だけ用意されていましたが、「Pro」では仮想ワーキング機能、仮想環境の同時実行(Playerは1台のみ実行可能)、作業状態を保存できる「スナップショット」などの強力な機能も利用できます。

Apple Silicon環境ではIntel CPUのエミュレーションをサポートしていませんが、アップデートでARM版Windows 11のインストールもサポートしていますし、元々は3万で販売されていた製品であることや、同じくApple Silicon搭載MacでARM版Windows 11環境を構築できる「Parallels Desktop」が引き続き有償(年間サブスクリプション制)であることを考えると、個人ユーザーにとって今回の「Pro」バージョンの無償化は喜ばしいことです(当然ですが、Windowsのライセンスは別途購入する必要はあります)。

もちろんWindows、Linux環境でもMS-DOSや旧バージョンのWindows(Windows 1.x〜Me、NT 3.1〜8.xなど)環境を気軽に構築できるので、古いエロゲソフト環境を実行するための環境を構築する際に重宝することでしょう。

ちなみに無償で利用できる仮想化ソフトは他にもWindows Pro Editionで利用できるClient Hyper-Vとオープンソースで開発されているOracle VM VirtualBox、PowerPC、RISC-V等のエミュレーションにも対応するQEMUとそのQEMUを組み込んだUTM等が存在しています。

商用利用する場合は従来通り有償となります。VMwareは2022年5月に通信機器メーカーとしても有名なBroadcomに買収されていますが、その影響で従来の買い切り版ライセンスは廃止され、年間サブスクリプション契約に移行しています。

関連リンク

Broadcom、仮想化ソフトウェア「VMware Fusion Pro」と「VMware Workstation Pro」を個人向けに無償化:Macお宝鑑定団

※VMware Workstation Pro、Fusion Proのダウンロードサイトは今回のライセンス変更の影響で現時点ではメンテナンス中となっていてアクセスできません。

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