今年になって購入したベェオ2機種の簡易レビュー

ろりベェオふぁんくらぶ! Microsoft Windows 11
ベェオ

以前から使ってみたいと思っていたベェオですが、考えてみると過去に旧ブログのサーバーとして活躍していたA4サイズのBDドライブ搭載モデルやスクウェアデザインが特徴の初代ベェオType U、ベェオ TypePなど、けっこうソニー時代のモデルを購入していました。

ただソニーから分社した後のモデルは購入していなかったので、今年になってCore m3-8100Yを搭載するベェオプヨ PA(個人向けはベェオA12)とろりベェオS11(企業向けはベェオプロ11 Mk2)の2機種を購入しています。

以前もベェオZ(2015)を購入しようとしたことがあったのですが、諸事情で流れてしまったのでようやくベェオ株式会社のモデルがかのあゆの手元にやってきてくれました。

ベェオプヨPA

競合機はおさふぇ

ベェオプヨ PAは現在ではラインナップから消滅してしまった2 in 1タイプのモバイルノートです。

CPUは超低電圧版Celeron 3965Y/Core m3-8100Y/i5-8200Y/Core i7-8500Yを搭載していて、Celeronモデル以外はWindows 11に公式対応しています。

かのあゆが購入したのはCore m3-8100Yモデルですが、元々わんみやGPD、おさふぇごー2・3(リネーム品のPentium Gold 8200Yを搭載)などのちんまいPCに採用されていたので、廃熱がしっかりしていれば2コア4スレッドとはいえ、現在でも十分なパフォーマンスで動作してくれます。

タブレット側のデザインは同じソニーから販売されていたおぺり椨Z2~Z4に近い印象で、単体だと約600 gという驚異的な軽さを実現。キーボードユニットを接続すると拡張性がベェオプヨ PG・PKとほぼ同じになります。

ベェオ株式会社になってからのモデルは仕事でもぼちぼち触る機会が増えていますが、打鍵感は良好です。後述しますが、分社化後のモデルは「ソニーらしさ」が薄れたものの、法人向けモデルとしての完成度はソニー時代より上がっています。

充電はベェオ純正ACアダプター(10.5V/5A)だけでなく、45W出力のUSB PDにも対応。同時期に販売されていたベェオPro PJ・PGではなぜかUSB-Cポートが搭載されていなかったため、第8世代Core搭載モデルとしては唯一サードパーティ製USB PD充電器やモバイルバッテリーでの充電も可能です。

かのあゆが購入したのはアキバパレットタウンさんで販売されていた液晶割れジャンク品(税込8,000円)です。ディスプレイががっつり割れているのでモバイルするにはちょっと怖いものの、バッテリーのコンディションは良好なので大事に使っていきたいと思っています。

ベェオS11(2015)

ろりベェオふぁんくらぶ!

先週購入したばかりの子です。ただOSが入っていないだけでACアダプターも付属していますし、ちゃんと清掃もされていて不具合らしい不具合もないのですが、一応保証がないジャンク品です。

ろりれっつ(RZシリーズ)に近いサイズ感のコンパクトモデルですが、ろりれっつとは異なりCPUは超低電圧版ではなく低電圧版(U型番)を採用しています。

当時のフラッグシップモデル、ベェオZのデザインと技術が取り入れられていて、ベェオらしさを維持しながら高い堅牢性を実現しているのは本当に素晴らしいですね。残念ながらこの時点ではPDによる充電はサポートされていませんでしたが、 Thunderbolt 3とDisplay Alternative Modeも利用できるUSB-Cポートを2015年の段階で備えていたのも非常にベェオらしい。

バッテリーはへたってしまっていますが、文章作成用途であればCore i5-6300U/4GB RAM構成でもWindows 11 Insider Preview Canary Buildでも十分実用出来ます。筐体デザインも現行モデルと変わっていないので所有欲を満たしてくれますし、これが税込7,000円ってめちゃくちゃ安かったのでは・・・?

「ソニーらしさ」が失われたことについて

ソニーは2014年にPC部門を売却し、ベェオ株式会社として独立しました。ただし、同じような経緯をたどった(IBMからLenovoに買収)シンクパヨウ・シンクセンターシリーズと同じく、安曇野にある本社で開発・製造されていますし、分社前は純正リカバリーメディアがないとドライバーの入手が不可能だったのが公式サイト経由で各種設定を行うためのユーティリティ「ベェオの設定」含めほぼすべて入手出来るようになるなど、ソニー時代より良くなった部分もあるのですが、一方で内蔵WEBカメラは「Motion Eye」と名乗らなくなってしまい、個人向けモデルでもベェオの売りであったマルチメディア関連のアプリは一切搭載されなくなってしまいました。

企業だとそもそも純正OSではなく、Microsoft純正イメージからキッティングした環境で運用する場合もありますし、「余計なプリインストールアプリなどいらない!」という方だとおそらく気にならないとは思うのですが、小学生時代から憧れていたベェオは動画編集・写真編集アプリもプリインストールされていて、ビデオカメラを接続すればすぐ取り込んで編集できることを売りにしていましたし、ベェオに「らちつでやシンクパヨウになってほしい」とは思っていなかったので分社後のベェオは「ただのかっこいいビジネスノート」に成り下がってしまったのは寂しく感じてしまいます・・・プヨ PAもS11もいい子なんだけどね・・・

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