10月1日にWindows 11 バージョン24H2がリリースされましたが、(例年通り)致命的な不具合が見つかったため、すぐに配信が停止されています。
※10/10追記:配信を停止しているのはWindows Update経由でのインプレースアップグレードのみで、Microsoft公式サイトで配布されているMedia Creation Tools、更新アシスタントで更新されるOSイメージは24H2に置き換わっています。
もともと「Windows 12」として開発されていたと噂されていたもので、今回久々に2022 Update(22H2)/2023 Update(23H2)からの更新でもインプレースアップグレードが必要になるなど、大がかりな更新になっています。システム要件チェックを回避している環境の場合、配信対象から除外されるか、降ってきてもアップグレードチェックに失敗するため再度対応が必要になります。悪質な中古業者からこのようなPCを購入した場合、おそらく売りっぱなしなので対応してくれないと思いますが訴えていいと思います。なぜならわかっててやってるからです。
コペェロットたすPCでしか使用出来ない(誰も望んでいない)RecallやペイントでのローカルAIイラスト生成機能だけでなく、インストーラーの一新(DISKPARTを使って手動でディスクを割り当てるとイメージの展開に失敗する酷すぎる不具合あり、旧インストーラーも選択できるのでそちらを使用することで回避可能)、7z/RARアーカイブのネイティブサポートといった、既存のユーザーでも恩恵を受けることが出来る新機能が大量に実装されている・・・のですが、6月にRTMに達し、リリースプレビューチャンネルで先行配信してユーザーやPC・ハードウェアメーカーからのフィードバックを受けることが出来る時間が十分確保されていたにもかかわらず、「いつも通り」Intel SST Audioのドライバーがらみの不具合やサードパーティ製壁紙カスタマイズソフトが正常に動作しなくなるなど、RTMに達しているとは思えないほど酷い不具合が残ったままの状態になっています。
かのあゆの環境はすでにすべて24H2に更新済みで、幸い支障を来たすレベルの不具合は今のところ発生していませんが、Windows 10からの以降も含め現状24H2のインストールは控えた方が良さそうです。
壁紙がらみの不具合はデフォルトの壁紙がWindows Spotlight(Bingから拾ってた壁紙を適当に設定するありがた迷惑な機能)に変更されているので、これが原因なんじゃないかと予想しているのですが・・・信じられないことにこれ、企業向けに提供される長期配信チャンネル(LTSC)なんですよね・・・
ただでさえ「ただのセキュリティアップデート」を当てただけで毎月挙動が変わって混乱を招いている上、ほとんどの企業が真っ先に無効化するであろうAI関連機能や一般ユーザー向けエディションにおける押しつけがましいMicrosoftアカウント・OneDriveクラウドバックアップの有効化を強制する仕様など、新機能以上に改悪が激しい24H2。
正直「おめーらの情報抜き取ってやるぜ!」という意図丸見えなRecallや新しいOutlookの強制バンドルよりもっと安全かつ安定したOSをリリースしてほしいのですが・・・2021年以降のMicrosoftはちょっと今まで以上に「狂っている」気がします・・・正直個人的には好きだったVistaや8.xより酷いと思います。今回の大型アップデートは・・・・
関連リンク
まもなく一般ユーザーにもリリースされる予定のWindows 11 バージョン24H2の新機能をご紹介します:ウインタブ ※コペェロットたすPC関連以外の新機能をまとめています。
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