Microsoftが1月17日付けで個人向けMicrosoft 365 Personal・Familyに生成AI関連の機能が利用可能になる「コペェロットプヨ」(単体では月額契約のみで一ヶ月3,200円)をバンドルする代わりにサブスクリプションサービスが30~40%ほど値上げする実質改悪をユーザーへの告知を一切行わず、発表と同時に改訂後の価格を強制的に適用するという暴挙に出ています。
海外では11月から個人向けMicrosoft 365にコペェロットプヨを強制バンドルする形でサブスクリプション料金の値上げを実施していたので、日本でもいずれそうなるだろうな・・・とは思っていたのですが、メールでの告知もなく発表と同時に強制的にプラン料金を改定してくるとは夢にも思っていませんでした。正直ゲイツ・バルマー時代よりやり方が汚すぎてドン引きする。
海外でも「Microsoft 365 Personal・Family Classic」という名称で提供されていた、コペェロットプヨが含まれていない従来のプランも「Microsoft 365 Personal・Family(永続版)」として用意はされているのですが・・・・
一応昨日の朝大手サイトなどの情報を確認した上で実際にコペェロットプヨがバンドルされていないMicrosoft 365 Personal 永続版(別に“永続ライセンス”ではないのだから海外で展開している”Classic”名称でもいいと思うのですが・・・)に“アップグレード”したのでXにポストしつつウインタブさんでも記事をだしてはいるのですが、環境によっては更新前にかかわらずリストに永続版が出てきていない方もいるようで確認出来るまで保留にしてもらっている状態になっています。
・・・というか、普通にコペェロットが無いプランを新規でも選べるようにすべきだと思うのですが、この辺最近のMicrosoftのド腐れ外道・迷走っぷりを象徴しているような気がします。
そもそも来年あたり強制的にコペェロットプヨバンドルプランに一本化される可能性もありますし、Personalの月額24,000円という価格設定になると逆に買い切り版Office 2024 HomeにMicrosoft 365 AppsがバンドルされていないMicrosoft 365 Basicに契約変更した方がお得・・・どころか、マクロやVBAアプリケーションを一切使っていないのであればもはやMicrosoft Office/Microsoft 365 Appsにこだわる必要も無く、互換性が向上しているLibre Office(無料)、WPS Office 2(“日本語版”としては有料ソフトですが、本家WPS.comでは日本語ロケールが用意されている無料版も用意されています)でも特に困ることはないでしょう。無理にコペェロットプヨを強制バンドルしてユーザーへの告知もなくいきなり値上げしてくるサブスクリプションサービスに付き合う必要は一切ありません。
今年は現在のWindowsの大本になったWindows 95(Version 4.00.950)のリリースから30周年を迎える節目の年となります。同時リリースされたOffice 95で当時32bit化が遅れたジャストシステムの一太郎、(海外ではデファクトスタンダードだった)コーレルのWord Perfect、ロータスの1-2-3といったソフトのシェアを奪い、一気にデファクトスタンダードとなりましたが、この調子だとOffice互換ソフトにシェアを奪われる日もそう遠くなさそう・・・というより、個人的にはWindows史上最悪の出来だと思っているWindows 11 2024 Update(バージョン24H2)含め、Microsoftという会社が終焉を迎える可能性すらあり得そうな気がします・・・
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