個人ブログでは定期的に話題にしていたのですが、以前からウインタブさんでも取り上げたいと思っていたWindows互換OS、ReactOSの記事を投稿しました。

Windows 2000のソースコードがお漏らしした際、一時的に開発がストップしたものの今に至るまでオリジナルのWindowsをリバースコンパイルしたコードではなく、カーネルからドライバ、標準アプリに至るまですべて新規で開発されています。
本来であればWindows 10のメインストリームサポートが完全終了する今年までにせめて実機での安定動作が望めるベータ版の段階に達してほしかったのですが、現時点で安定版としては最新バージョンとなる0.4.14のリリースからついに2年経過してしまいました(2023年12月リリース)。
旧態化してしまったテキストベースではなく、本家WindowsのPEベースの物とは異なる新しい「モダンな」GUIインストーラーや、Windows NT 6(Vista~11)アプリのサポート、64bitアーキテクチャ(Intel x64)のサポートも発表されていますし、ナイタリービルドは毎日のようにリリースされているのですが、やはり市販ソフトを完全再現するにはかなり時間がかかるようです。個人的にはまだブートローダーが起動するレベルのNEC PC-98版に期待しているのですが・・・(さすがにメインにするのは厳しいものの、XP以降のソフトが動くのであればPC-9821Nrシリーズをまた買い直したいと真剣に考えています)
(大手メディアだとドマイナーすぎてあまり積極的に記事化されていないので、このブログの記事がトップに出てくるのもアレですが・・・)
かのあゆがその存在を知って触り始めた頃のビルドと比較するとようやくTSFが実装されたおかげでかなり古いバージョンのものに限定されるとは言え、IME(日本語入力ソフト)も動くようになりましたし、互換レイヤーのWineの技術もフィードバックされているのでオリジナルのWindows XP(とそれ以前のWindows NT系OS)対応アプリとの互換性も向上していて、個人的にはあと2~3年程度でベータ版の段階に達してくれるんじゃないかなと予想しています。
本家Windowsはサディア・ナデラ時代になって迷走が進んでいて、現在本業の方でもWindows 11 2024 Update関連のお仕事をしていますが正直現時点ではどのビルドも企業に展開したいとは思えないほどバギーですし、自社クラウドサービス(Microsoftアカウント、Azure(Intune)など)の押しつけが酷すぎる状況で、正直コペェロットとかいう使えない自社製生成AIを推す前にユーザーの意見をフィードバックしろや!といいたくなる状況なので、Microsoft成分が抜けたWindows互換OSのReactOSを移行先として一般ユーザーにお勧めできる日を本当に心から楽しみにしています。
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