令和になってアーケード版「バトルギア」を「バトルギア2」にインプレースアップグレードしたバッティングセンターがあるらしいので行ってみたお話

ゲーム

おそらく5年以上いっていなかったのですが、かのあゆの自宅から自転車で10分程度の場所にあるバッティングセンターのゲームコーナーで稼働していた「バトルギア」が今になって「バトルギア2」にインプレースアップグレードされた・・・という情報を小学生時代から付き合っている友人から聞いたので、丁度有給を入れていて今日は自宅でゆっくり過ごすつもりだったので買い物ついでに久々に立ち寄って実際にプレイしてきました。

「バトルギア」シリーズは1997年に稼働した「サイド・バイ・サイド(SbyS)」と翌年リリースされた「サイド・バイ・サイド2 エボルツィオーネ(SbyS2)」の続編で、1999年に初代「バトルギア」がリリースされています。

「電車でGO!」でも採用されていた業務用基板、JC SystemからSEGAのModel3や当時のPowerMacでも採用されていたPowerPC 603をCPUとして搭載するType ZEROにアップグレードされたことにより、グラフィックは大幅に強化。稼働当時の時点で人気が上がっていたしげの秀一さんの名作「頭文字D」からインスパイヤされた要素や「ダライアス」「電車でGO!シリーズ」「サイキック・フォースシリーズ」などでも名曲を生み出してきたタイトーのサウンド開発部門、「ZUNTATA」による熱いBGM、同時期に稼働していたセガの「デイトナUSA」「セガラリー」とは異なる、リアルシム寄りの挙動が魅力となっていました。

かのあゆの自宅近所にあるバッティングセンターにはアーケードゲームを数台配置したゲームコーナーがあり、少なくとも2007年頃には初代「バトルギア」が稼働していたのは知っていましたし、かのあゆもよくプレイしに通っていたのですが、仕事が変わったこともあり、ここ数年行く機会がなくなってしまっていました。

さすがに筐体が古くなってきてメンテナンスにもコストがかかる上、あくまで「バッティングセンター」なのでもうすでに撤去されてしまったとおもったのですが、撤去されるところか令和になって続編の「バトルギア2」のアップコンバージョンキットを購入していまでも現役で稼働し続けていると聞いたときは正直驚きました。なんでもバッティングセンターを営業している方がアーケードゲームも好きな方で今回のアップグレードが実現したとのこと。

2000年にリリースされたバトルギア2は基板こそType-ZEROのままでしたが、当時デビューして間もなかった日産 スカイラインGT-R V-Spec(R34)や三菱 ランサーエボリューションVI トミ・マキネン エディション(TME)といった新車種を追加し、コースも一新されています。

BGMは前作「バトルギア」収録曲に加え、バトルギア2で新規収録された曲、「サイド・バイ・サイド2 エボルツィオーネ」に収録されていた名曲の新規Mixが新たに追加。特に今の時期になると定期的に聞きたくなるSbyS2収録曲、「Theme of Spring」や「Thawing」の新規Mixは演奏もすばらしく、レース中のテンションがだだ上がりすること間違いなし!

さらにアドバダイスデモでも採用されている「Be Come The Wild」ではクリスタルキングの田中雅之さんがゲストとして参加されています。権利関係がややこしいせいか定額配信されていないのがネックですが、この曲も無駄に熱い!熱すぎる!バトルギィヤァァァ・・・

さすがに現在の場所も含め32年近く稼働してきたこともあり、2台ともモニターのコンディションはあまりよろしくなく、「初級」「超弩級」などもともと暗いコースだとコースレイアウトを覚えていても全うに完走するのは厳しいのが難点ではあるのですが・・・実はかのあゆ自身この場で「初代」は散々プレイしたことがあるのですが「2」はコンシューマー(PlayStation 2)版しかプレイしたことがなかったので、アーケード版を実機でプレイ出来るだけでも御の字しかありません。

モニター以外のコンディションも良好で、アドバダイスデモでのBGM再生はサービス設定で無効化されているものの、前述の「Be Come The Wild」の無駄に熱い田中さんのイケてるヴォーカルを思う存分堪能できます。Type-ZERO基盤から出力される名車のグラフィックも魅力的・・・というか、今の「湾岸」「頭文字D」より「バトルギア2」のほうがいい・・・っていっちゃダメですか?(ぉ

続編としてはPlaystation 2への移植を最初から前提に互換機版でリリースされた「3」、PCベース(OSもWindows XPの組み込み機器用SKUであるWindows Embedded Standard)に移行した現時点における最終作「4・4 Tuned」がリリースされています。

コンシューマー移植作としては「2(実質初代とのカップリング移植)」、「3」がリリースされていますが、「4」に関してはタイトーのアーケード撤退や、やり過ぎた頭文字Dのパロディが当時既にセガが公式ライセンスを取得した「頭文字D Arcade Stage」が稼働していたこともあり、当時ネットでいろいろと荒れたためなのか、コンシューマー機には一切移植されないままシリーズ終了を迎えてしまいました。

正直「サイド・バイ・サイド」も含め、やり過ぎた頭文字Dパロ派別にしても開発スタッフが本当に車好き(サイド・バイ・サイドではゲーム中のエンジン音を手持ちの愛車からサンプリングしています・・・いやマジで)というのが伝わってくる名作だっただけに何らかの形で復活してほしいと思っています・・・

関連リンク

BATTLE GEAR2 for ARCADE

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