既に実質メンテナンスが終了していたため、いずれその日はくると思っていたのですが、正式にUWPアプリ(ストアアプリ)版Microsoft Officeの開発終了、およびサポート終了がアナウンスされました。サポート終了日は10月14日。ちょうどWindows 10のEOLと同じタイミングとなります。
UWPアプリ版Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)はちょうど10年前のWindows 10発表と同時にリリースされています。デスクトップアプリ版Officeと比較するといくつか機能制限はあったものの、10インチ未満のデバイスであれば無料で利用できたほか、WEBアプリ版Microsoft 365 Apps(旧Office Online)とは異なりネット接続が全く利用できない環境でも使えるのが特徴でした。
かつてはCEOが変わった関係でいきなり20年近かった歴史を勝手に終わらせてしまったため、今となっては存在自体が忘れ去られてしまったWindows 10 Mobileもサポートされていました(日本法人が今更勝手に思い出扱いでXの公式ポストでネタにしてきたのは心底不快でしたが・・・)。
アンヨヨイヨ・iOS、アイパヨOS版については今後も開発・サポートが継続されますが、条件付きとはいえ無料で利用できるWindows版Microsoft Officeはこれで消滅することになります。移行先としては前述のWEBアプリ版Microsoft 365 Apps、Libre OfficeやWPS Officeなどのオフィス互換ソフトになります・・・デスクトップ版Officeアプリを無料の物の代替えとして紹介されても困るところではあるのですが・・・(そもそも買い切り版Officeや個人向けMicrosoft 365を契約している人があえて機能制限されているUWPアプリ版Officeを使うメリットは全くないので・・・強いていうなら消費するストレージ容量がコンパクトに収まってることくらいでしょうか)。
なお、Windows 10に標準バンドルされていたOneNote for Windows 10(こちらもUWPアプリ)もサポート終了がアナウンスされています。OneNoteについてはWEBアプリ版Microsoft 365 Appsに含まれているほか、デスクトップアプリ版も完全無料でダウンロード可能です。
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