近年いろいろなメディアでよく紹介されるようになった某永続(を謳っている)クラウドストレージサービスですが、個人的にはリスクがありすぎてあまり魅力的には思えなかったりします。
かのあゆ自身はクラウドストレージサービス否定派というわけではなく、最近押し付けがましい挙動が嫌になってきたもののMicrosoftのOneDriveは全ての環境でドキュメントを同期できるという意味においても便利に使わせていただいていますが、なぜ個人的に永続クラウドストレージサービスというものに魅力を感じていないか紹介したいと思います。
サブスクリプションで提供されているGoogle DriveやiCloud Drive、かのあゆが愛用しているOneDriveもそうですが、クラウドストレージサービスは提供元が倒産してしまった場合、急に保管しているデータをすべて失ってしまう可能性があります。
当該永続クラウドストレージサービスの場合、万が一そうなった場合もユーザーがハードディスクやSSDなどのローカルドライブや別のクラウドストレージサービスにデータを移行する期間を1年提供できるようにしてある、としていますが実際のところ、急に倒産して急に自分のデータにアクセスできなくなったクラウドストレージサービスはそれこそ昔から腐るほど存在します。
また、サービス提供元が別の会社に買収されたり、コスト削減などを理由にそもそも「永続サービス」そのものをやめてしまったり、サービスの内容が改悪される可能性もあります。MicrosoftのOneDriveがかつては無料ユーザーでも25GB分のストレージ容量を利用できたのが急に5GBに縮小されたというケースも実際に見ていますし、サブスクリプション契約なら解約すればそれで済みますが「永続で利用できる」としているものとして購入したプランが急に廃止になったり、ストレージ容量が大幅に縮小されるリスクを考えると正直同じ容量のハードディスクを購入した方が安心できるのではないかなぁと思っていたりします。
もちろん大事なデータをすべてクラウドに“だけ”保管しているという人はまずいないかと思われますし、当該クラウドストレージに関しては歴史も長いということで、預けたデータを不正に利用されたり、悪意のある第三者に流出してしまうという心配をする必要は無いかと思われますが、「クラウドサービス」というものの特性なども踏まえると永続プランはリスクがありすぎて個人的にはあまり加入するメリットは全くないと感じました。
まぁ最強なのはクラウドストレージ+ローカルのハイブリット運用、これに就きますね・・・(かのあゆの場合OneDriveのデータはファイルオンデマンドでかならずローカルにすべてダウンロードするようにした上で、M1えあえあ環境ではさらに外付けハードディスクにタイムマシンで定期バックアップを取るようにしています。Windows環境はバックアップ機が腐るほどいるのでry)
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