
スペック面では「ただの超低価格ノート」でしかなかったので迷ったのですが、なぜかAmazonで大量に投げられている超ドレアモデル、おさふぇらっぷとっぷ せ(Surface Laptop SE)のCeleron N4020/4GB RAM/64GB eMMCモデルを購入しました。
元々は先日2026年10月を持ってサポート終了が発表されたWindows 11 SEをプリインストールしていた、教育機関向け専売モデルとなります。
そもそもおさふぇらっぷとっぷ せってどんなこ?
その特殊性からいずれ運用期間が終了したタイミングで中古市場でも流れてくるだろうとは思っていたのですが、少なくとも実店舗ではいまだ販売されているのを見かけたことがありませんし、下手するとパヨヨン好きのガジェクラですら「知らねー」と言われてしまいそうなモデルですが、その名の通り末期本っぽいスタイリッシュさを売りにしたおさふぇらっぷとっぷ(Surface Laptop)シリーズ初のエントリーモデルとして2021年11月にWindows 11 SEとともに投入されたノートパヨヨンです。
一応“廉価モデル”という意味では先におさふぇらっぷとっぷ ごー(Surface Laptop Go)が先に投入されていましたが、おさふぇらっぷとっぷ せはググレカスが展開しているちょろめ本の対抗機として開発された経緯があったため、ある程度上位モデルの筐体デザインは継承しているものの、スペックは良くあるエントリーモデルほぼそのもので、CPUはIntel Celeron N4020/N4120(コードネーム“Gemini Lake Refresh”)、RAM容量は4/8GB、ストレージは64GB eMMC/128GB SSDという構成で、ディスプレイ解像度も通常のWindows 11 では推奨されていないHD(1,366 × 768)に抑えられている代わりに元の定価の時点で3万円台に設定されていました。
このスペックだと通常のWindows 11では常用するのも厳しいのですが、Windows 11 SEはインストールするアプリがガチガチに制限(Microsoft Store非搭載、基本アプリは許可されたもののみ、Microsoftのデバイス管理サービスであるIntune経由で配信)された上にデータも原則OneDriveを利用することを想定していたため、問題なく利用することができる・・・とされていたのですが、結局Windows 11 SE自体どのようなOSだったのか試す機会が全くなかったため本当にその通りだったのかはもうわからずじまいになってしまいましたネ(ぉ
…と思い込んでいた漏れの姿は実にお笑いだったぜwwww(後述します)
ラフに使う子供が使うことを想定して開発されたため、通常のおさふぇらっぷとっぷシリーズより堅牢性は向上しているほか、初めて「自分でバッテリー交換できるしやろうと思えば修理も出来る」という、DellやLenovoといった法人向けモデルと展開したメーカーだと当たり前にやっていたことができるようになった機種でもあります。
案の定ライセンス周りが怪しかったので本来の姿に戻ってもらうことにしました
一応国内でも正規販売されていたのは知っていましたが、実際に導入されたという話を聞いたことがありませんでしたし、その特殊性から中古市場に流れることはないと思っていたので、どういうルートから流れてきた個体なのか気になりましたし、そもそも「スペックが近いアアアアッアアアアアアアアアア!ロウズ椨 Q509シリーズが届いたらそれはそれで面白いなwwww」と思っていたのですが、連休2日目の8月9日午前中に無事かのあゆの自宅におさふぇらっぷとっぷ せそのものがやってきました。本当に実在してたんだこの子・・・
Amazonの「認定再生業者」はあくまでストアとしてAmazonの基準で安全であると認定しているだけで、インストールしているOSやソフトウェアが本当に正規版かどうかまでは確認すらしていないので基本信用もしていないのですが、起動確認してみたところ予想通りライセンスが怪しいMicrosoft Office 2019 Pro Plusが標準でプリインストールされていました。
一応「slmgr.vbs /dlv」コマンドでOSのライセンスを確認したところ、「ボリュームライセンス版」ではなく「リテールチャンネル版」Windwos 11 Proがインストールされているようだったのですが、なぜか外す必要が無いセキュアブートが無効化されているのが気になりましたし、ちゃんとした中古PC販売業者(イオシスさん、じゃんぱらさん、ソフマップさんなど)であれば中古PC再生業者向けに通常より安価にOSライセンスを発行しているMAR等を活用して「OEM版」Windowsを再インストールした上で販売するはずなので、そもそもこれが本当に「正規の」リテールライセンスなのかどうかすら疑わしい・・・(最悪クラックツールでアクティベーション認証を実施した「割れOS」である可能性すら・・・)。
ここまで香ばしい中古PC秋葉の小さなショップでも見かけなくなったので逆にゲラゲラ笑ってしまいました。
本来のWindows 11 SEに戻ってもらうぞ!→戻りました。一応一般ユーザーでも使えなくはないが…
そもそも今回購入したCeleron N4020/RAM 64GB/64GB eMMCモデルだと通常のWindows 11(Home・Pro)環境だといろいろと重荷だったので、公式認定リストに掲載されていて2028年まではOSアップデートが保証されているちょろめOS Flexに入れ替える・・・つもりだったのですが、他のおさふぇしりーず同様Microsoftの公式サイトでリカバリーイメージをダウンロードすることが可能だったため、せっかくなので本来プリインストールされていたWindows 11 SEを一回ちゃんと使ってみることにしました。
近いうちに記事にする予定ですが、通常通り個人用Microsoftアカウントを紐づけてOOBE(初期セットアップ)を済ませることができますし、ちょろめ本以上に割り切った使い方をすればMicrosoft 365 Appsはイメージに標準で含まれているので意外と普通に個人ユーザーでも使えるのですが、全体的にちょろめOSやアイパヨOSと比較すると2024 Updateの時点でかなり中途半端感があふれ出ててこりゃ普及しねぇよなぁというのが正直な感想だったりします。
なおデータはOneDriveに保存しろや!内蔵ストレージには何もおくんじゃねぇ!という考え方で開発されているため、内蔵ストレージには完全にアクセスできなくなっています。
外部ストレージは通常通り(Intune経由でポリシーを使って制限している場合を除いて)読み書きできますが、これもかなり極端に割り切ったなぁと…(いうまでもありませんがアイパヨOSやちょろめOSの場合、普通に内臓ストレージのデータにアクセスでき、ドキュメントの保存も可能です)。
その代わり確かに今回購入したCeleron N4020/RAM 4GB/64GB eMMCモデルでも通常のWindows 11 SKUよりきびきび動いてくれているので、もうちょっと本気でしっかりやっていれば、あるいは…
存在自体がドレアな機種なので、2026年10月のWindows 11 SE 2024 Update(Version 24H2)EOL後もおそらく手元に残すとは思いますが、サポート終了後は「Microsoftのロゴマークが付いたちょろめ本」として余生を過ごしてもらう予定です。
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