Microsoftは本日、Windows 11にとって4回目の大型アップデートとなる「Windows 11 2025 Update(Version 25H2 OS Build 26200.xxx)」を一般ユーザー向けに正式リリースしています。
Windows 11 2024 Update(Version 24H2)を実行しているユーザーは更新プログラムのインストールで適用済みになっている新機能を有効化する「イネーブルメント・パッケージ」を適用するだけですぐにアップデートが完了します(Windows 10、Windows 11 Version 21H2〜2023 Update Version 23H2を実行している場合インプレース(上書き)アップグレードを行う形での更新となります)。
例年通りWindows Updateでの更新は準備が出来たデバイスから順次配信開始となるほか、Microsoft公式サイトで配信されている「更新アシスタント」「メディア・クリエイション・ツール」でダウンロードされるイメージ、およびisoイメージも2025 Updateに差し替わっています。
Windows 11 2024 Updateに関してはコペェロットたすPCとかいう本当にどうでもいい代物のためにRTMに達する前の不安定なビルドが見切り発車で出荷されてしまった経緯がありましたが、(Microsoftが未だ否定しているSSD破壊バグなどがまだ放置されていますが・・・)だいぶ安定してきており、今回の2025 UpdateもOSコアはその2024 Updateがベースになっているので、すぐに更新してしまっても特に問題は無いでしょう。
一応「大型アップデート」ではあるのですが今回目立った新機能はありません!残念!・・・ただし、一般ユーザーにはあまり影響はないかと思われますが、ハードウェア情報を取得するための「WMI」をコマンドプロンプトから利用するためのコマンドラインツール、「WMIC」が今回の2025 Updateで完全廃止されているため、バッチなどでWMICを利用している場合はPowerShellコマンドのGet-CimInstanceに置き換える対応が必要になります・・・えぇかのあゆも仕事で対応しましたよ・・・()
追記:一応2024 Updateと同じくオプションコンポーネントとしてWMICに関しては“一応”追加可能です・・・が、今後完全削除がアナウンスされているため今から有効化するのはおすすめしません。またコマンドシェルのWindows PowerShell 2.0も削除されています(こちらはオプションコンポーネントとしても追加不可)
なお実質おさふぇせ専用OSになってしまった教育機関向けSKUのWindows 11 SEに関しては既に発表されているとおり、2024 Updateが最終バージョンとなり、来年10月でセキュリティアップデートを含むすべてのサポートが終了することがアナウンスされているため、2025 Updateにはどう頑張っても更新できません。やっぱ酷くね・・・?
追記:今後の更新プログラムで2024 Update共々完全に塞がれる可能性もありますが、個人ユーザーがローカルアカウントを作成するための手段の一つとして用意されている「BypassNRO」レジストリキー(スクリプトは削除済み)やRAM 4GB、TPMチップ非搭載PCでも無理矢理インスコ出来るようになるシステム要件チェック回避用レジストリキーは2025 Updateでも今のところそのまま残っています。
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