国内サイトだとGIGAZINEさんが既に報じていますが、本日Windows Insider ProgramのBetaチャンネル登録ユーザー向けにリリースされたWindows 11 Insider Preview Build 26120.6762において、ついに個人ユーザーがローカルアカウントで初回セットアップするための手順がすべて塞がれてしまったようです。
先日正式版がリリースされたWindows 11 2025 Update(Version 25H2)では現在初回セットアップ(OOBE)でMicrosoftアカウントではなく、ローカルアカウントを作成するための手順としてCTRL + F11キーでコマンドプロンプトを呼び出して「秘密の質問」を強制的に呼び出すか、レジストリエディタを起動して3月のアップデートで削除されてしまったスクリプトファイル「bypassnro.cmd」で設定していた「HKLM¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥OOBE¥BypassNRO」キーを手動作成した上で値を「1」に設定して再起動するという手順が用意されていますが、本日リリースされたWindows 11 Insider Preview Build 26120.6772ではどちらも完全に削除されてしまっているようです。
一応Windows Insider PreviewのBetaチャンネルで配信されているビルドは次期大型アップデートのベータ版という扱いとなっているので、少なくとも来年10月にリリースされる予定のWindows 11 2026 Update(Version 26H2、いうまでもなく仮称)個人ユーザーは強制的にMicrosoftアカウントを作成させられる仕様に改悪されることになりますが、近年のMicrosoftの方針を見ていると最悪現行バージョンであるWindows 11 2024 Update/2025 Updateの更新プログラムで数ヶ月以内に反映してくる可能性もあります。
一応法人向けエディションでもある「Pro」であれば企業ユーザーとしてセットアップすることで今まで通りローカルアカウントを作成することが可能ですし、Windows ADKをいちいち導入して「Windows システムイメージマネージャー」でインストールイメージを読み込ませて手動で設定するめんどくさい作業が必要になりますが、あらかじめローカルアカウントを作成するよう指定した応答ファイルを作成すればクリーンインストール時にOOBEすらスキップしていきなりローカルアカウントでログオンすることも可能です・・・が、OSライセンス料が無料ならともかく、家庭ユーザー向けの「Home」ですら19,360円と高価なくせに自社クラウドアカウントを作成しないと使わせてくれないOSってどうなんでしょうかね・・・こんな狂った窓捨てて林檎においでry
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(GIGAZINEさんの記事だと「秘密の質問」を使った手順のみ塞がれたような記載になっていますが、レジストリ項目としての「Bypassnro」も完全に利用できなくなっています)
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