
現時点ではベータという扱いになりますが、Zorin OS 18をシンクパヨウ X1c Gen 5ちゃんに導入して一通り環境構築が完了したので、現時点での感想をまとめておきたいと思います・・・正直Windowsじゃなくてこれでよくね?
Zorin OSのベースになっているのはそれまで「ギーク向けでCUI操作に慣れていないとまっとうに環境構築するのも厳しい」という印象のLinuxを一気にEasyにしたUbuntuですが、「素の」UbuntuのUI(GNOME)は独特なので(おそらく)一般ユーザーにはちょっととっつきづらいじゃないかな・・・と思っているのですが、Zorin OSはデフォルトでWindows 10/macOSライクなUIを選択できるので、違和感なく使えるんじゃないかなぁと思っています。
ベースになっているUbuntuと同じく、シンクパヨウなどのメジャーな機種であればドライバーは一通り揃っていますし、日本語でセットアップすれば設定ファイルを編集しなくても特にそのまま、変換制度に実績があるググレカス日本語入力ベースのMozcが利用できますし、Windows互換レイヤーのWineも最初からプリインストールされています。

びっくりしたのはOS標準でMicrosoftのクラウドストレージサービス、OneDriveのマウントをサポートしていることですね。シンクパヨウX1c Gen 5ちゃんへの導入報告記事でも軽く触れましたが、PC-*nic系OS用非公式OneDriveクライアントはあることにはあるのですが、CUIベースなので初心者には色々設定するのが厳しいんじゃないかなぁと思っていたのですが、これならWindows 10からそのまま移行しても問題なく使っていけるのではないでしょうか。一括オフラインダウンロード機能は(個人的には)対応してほしいけど・・・
「俺はCUI環境で全部設定したいんじゃ!」という方にとってはベースになっているUbuntuと同じく、面白みのないディストリビューションに見えるかもしれませんが、かのあゆが”月刊”ASCIIなどで情報を追っていた頃のLinux(以外のPC-*nix系OSも含む)ってGUI(X Window)環境を構築するのもめんどくさかった上に、まっとうに動かないことも多々あったので、それこそかのあゆの父や弟、小学生時代からの(ガジェットには興味がない)友人にもWindows 10のリプレース先として普通に進められるようになったのはすごいことだなぁと思っていたりします・・・Zorin OSって最初のバージョンがリリースされた頃は小・中学生だったギークなガジェクラさんが開発したディストリなんですよ。すごくね?
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