本日10月14日を持って予定通りMicrosoft Windows 10のメインストリームサポートが終了しました。
サポート終了後もPCとしては引き続き利用可能ですが、後述する個人向け延長サポートプログラムに加入しない場合セキュリティ上の脆弱性を含む更新プログラムは一切提供されなくなるため、原則オフライン環境で利用するか、Windows 11に対応する中古・新品PCへの乗り換え(窓にこだわらないなら林檎においでry)、サポートされているWindows以外のOSへの入れ替えが必要になります。
一応今回個人ユーザー向けとしては初めて延長サポート(ESU)が提供されており、OneDriveに設定などをバックアップすることで実質無料で来年10月までは脆弱性の修正プログラムのみ受け取ることが可能になっているほか、企業ユーザー向けに提供されているWindows 10 Enterprise 2021 Update LTSC(Version 21H2)は2027年1月13日まで、組み込みデバイス向けのWindows 10 IoT Enterprise 2021 Updateは2032年1月13日までは引き続きサポートされる予定です。
今のところ具体的な終了時期がアナウンスされていませんが、システム要件を満たしているPCであれば後継OSであるWindows 11に無償アップグレードすることも可能です。
大手メディアも含め一部システム要件チェックを回避してWindows 11非対応PCを無理矢理アップグレードする手順を紹介しているケースも見られますが、PCメーカー、Intelなどのハードウェアメーカーが一切正常動作を保証しておらず、昨年リリースされたWindows 11 2024 Update(Version 24H2)からOSの基礎部分に相当するカーネルに大幅な変更が加えられていること、そもそもセキュリティアップデートを含む更新プログラムが一切配信されなくなる可能性が高いこともあり、リスクが高すぎリので「わかっている」方を除き一切お勧めしません。
Windowsにこだわらないのであれば先日紹介したZorin OSを含むLinuxディストリビューションや、ChromeOS Flexに入れ替えることで愛用しているPCを引き続きインターネットに接続した状態で引き続き利用可能です。
なおサポート終了に伴い、MicrosoftのWindows 10公式ダウンロードページではWindows 7/8.xからインプレースアップグレード(上書きアップグレード)を行うための「更新アシスタント」、インストール用USBを作成するための「メディアクリエションツール」の配布を終了しています(isoイメージの入手は可能)
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