
今年の1月にスペイン・バルセロナで開催された「MWC 2026」にて正式にQualcommのPC向け最新ARM64アーキテクチャ対応SoC「Snapdragon X2シリーズ」が発表され、搭載PCがぼちぼち販売開始されたことに伴い、昨年11月に突如Insider Programの Canaryチャンネル登録ユーザー向けにリリースされた「Windows 11 2025 Update OSR2」・・・もとい、「Windows 11 Version 26H1(OS Build 28000.xxxx)」が正式にリリースされています。
Canaryチャンネルで一番最初に配信されたビルドは「28000.1」でしたが、2月5日に掲載されたWindows 11 Version 26H1のリリースノートでもそのまま掲載されているため、これが実質RTMビルドに相当するものだったわけですが・・・現在は「Version 26H1に木偶人形として生きるためのeKBを適用」という変則的な形でビルドナンバーが28020.xxxxに移行してしまっており、さらに言うとCanaryチャンネルの立ち位置上今後26H1でも26H2でもない物体に変貌する可能性が高いため、基本的にWindows 11 Version 26H1を今から既存ユーザーがお試しするには開発者向けに提供されているMicrosoft Developer Network(MSDN)に加入してWindows 11 Version 26H1のISOイメージを入手する必要がありますが、一応それ以外にMicrosoftのサーバーから更新プログラム(UUP)形式のファイルをかき集めてISOイメージを作成することができる非公式のWEBサービス「UUPDump」からも前述の“木偶人形ビルド”ではなく、“安定版”としてのWindows 11 Version 26H1の正規版インストールISOイメージを入手出来ます。
もともと木偶人形ビルドでRTMが先行配信されたことからもわかるとおり、ARM64版だけでなくIntel x86-64用Windows 11 26H1もちゃんと存在していますし、ライセンス自体は既存のWindows 10・11 Home/Pro用のOEM、リテール、ボリュームライセンスキーで認証できますし、無論期限制限もない正式版として通常通り利用できますが、“建前上は”OSコアが現在の既存ユーザー向け安定版となるWindows 11 2024 Update(Version 24H2)・2025 Update(Version 25H2)とは別の扱いになっており、ビルドナンバーも現在26H2の開発ビルドとしてWindows Insider Program Betaチャンネルで展開が始まった26300.xxxxから大きく離れているため、Windows 11 Version 26H1を導入した場合Windows 11 2026 Updateへの更新が不可能となります(一応Windows 11 Version 26H1としてのサポート期間は来年3月までとなっているため、それまでの間に「Windows 11 Version 27H1」という形で別途大型アップデートが配信される形になるとは思われますが・・・)。
Core Ultra2やRyzen AIシリーズ、Snapdragon Xシリーズなどを搭載するコペェロットたすPCに対応しているPCであれば一応“最新の”AI機能が利用できるようになる・・・可能性はありますが、現状Snapdragon X2シリーズ以降を搭載するSoCでないと利用できない新機能は全くない・・・というよりも本当にOSコアが別なのかすら疑わしくなるほどWindows 11 2024 Update・2025 Updateそのものな上に、ファイルサイズを小さくするための仕組みである「ホットパッチ形式」の更新プログラムもWindows 11 Version 26H1環境“のみ”利用できない、ユーザーデータを保持する形でアップグレードする場合“通常の”インプレースアップグレードを行う必要があるなど、既存のユーザーが「あえて」導入するメリットはあまりないので、「他の人と違う変わったビルドのWindowsを使いたい!」というド変態でも無い限り普通にWindows 11 2025 Updateのまま使い続けることをお勧めします・・・
一応今月になって発表された「.net Framework 3.5の同梱廃止」はWindows 11 Version 26H1から反映されているため、同機能を利用している古いアプリを使う必要がある場合は別途通常インストーラーとして配布されている.net Framework 3.5をダウンロードした上でインストールするか、「Windows 11 Version 26H1専用」として用意されている.net Framework 3.5のインストールパッケージを手動で導入する必要があります。



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