ウインタブさんにて急遽新しいメイン端末として乗り換えたおしゃみ13Tの実機レビューが公開されました。
初の国内版Tシリーズのレビューとなりましたが、正直やっぱりレビュー記事を書いていてこの子が4万円で購入出来るのは頭おかしいんじゃないかと思いました。
ARMのリファレンスGPUであるMaliシリーズは低価格なミッドレンジモデルで主に採用されていたこともあって、特にゲームにおいてはQualcommのSnapdragonに内蔵されているGPU、Adrenoと比較すると最適化が進んでいないと言われていましたが、Dimensityブランドが登場して高性能化した今、それは過去の話となっています。
おしゃみ13Tで採用されているDimensity 8200-UltraはAnTuTu Benchmark v10の総合スコアだけ見れば3年前のハイエンドスマートフォンに搭載されていたSnapdragon 888/888+と同等なのですが・・・GPU性能はむしろ上回ってしまっています。
「原神」はろぎい5sでも最高画質設定でまだ快適にプレイ出来ていたのですが(ただし、今になってようやく本格的にプレイし始めていて、最も処理が重いとされている「スメール」にすらたどり着いていないへたれなので・・・)、エミュレーター関連に関してはSnapdragon 888+を大幅に上回る性能を見せつけています。
2005年にリリースされ、今でも熱狂的なファンが多い「Need For Speed Most Wanted」のゲームキューブ版はデフォルト設定(グラフィックAPI:OpenGL ES 3.2)だとほぼ実機と同じ速度で動作します。
XBOX360版やPC版と比較すると、PS2版と同じくテクスチャーの品質は落とされていたとはいえ、システム要求がえらく高いタイトルで、ニコニコ動画でぼちぼちゲーム動画をアップロードし始めた2007年の時点でですら当時のモバイル向けローエンドdGPU(NVIDIA GeForce Go 6150)だとグラフィック設定を最低まで落としてようやく・・・というレベルだったことを思うと、これがスマホで普通にプレイ出来るようになってしまったことに時代の流れを感じてしまいます・・・
一応当時の携帯機(GBA・DS・PSP・海外ガラケー)でもリリースされていましたが、ストーリーがバッサリカットされていた上にオープンワールド要素もカットされていましたからね・・・
MWがいけるならWii版Need For Speed Undercoverもいけるのでは・・・と思ってプレイしてみたところ、こちらも実機とほぼ同じ速度で動いてしまいました。
PS2・Wii版はハードウェアスペックが向上したPC・XBOX360・PS3版と同一内容でリリースするのが厳しくなったため、ストーリー自体は共通ですがマップは別物で、車両のモデリングデータも旧作であるMost Wanted/Carbonからほぼ流用していましたが、挙動が特殊すぎたPC・XBOX360・PS3版と比較するとだいぶプレイしやすくなっていました。
スペック的にはたいした差が無かったといえ、GC版NFS MWと比較するとやはり端末に負荷がかかるのか、銀河ちゃん折り畳めるマン(Snapdragon 855)はもちろんのこと、2021年の時点で最強の性能を持ち合わせていたろぎーーー!ふぉん5sですら処理落ちが激しく、プレイするには厳しかったのですが、おしゃみ13Tでは余裕で動いてしまいます。
Dimensity 9200+を搭載するおしゃみ13ぷろだとGPUがARMの次世代製品となる「Immortal-G715」にアップデートされていますが・・・正直、ほとんどのユーザーさんはおしゃみ13Tでも満足できると思います。
おしゃみ13Tぷろの場合、じゃんぱらさんでの販売価格は未使用品が税込85,000円、中古でも税込79,800円と一気に跳ね上がります。
内蔵されているDSPも変更されているため、実はカメラのチューニングも微妙に異なっているようですが、正直おしゃみ13Tもきれいなので個人的には全く気になりません。
4万円台でこれだけの性能を有している端末はあまりないので、やっぱりコストパフォーマンスに優れていると思います・・・ただこれだとやっぱりゲームパッドが欲しくなっちゃうなぁ・・・
関連リンク
Xiaomi 13T(au版XIG04) レビュー − 中古白ロムが4万円で購入可能なコスパモンスター。カメラ性能も高くお勧めです!:ウインタブ
コメント