あやあやえあえあからろぎい・えらいっ(Ryzen Z1 Extremeモデル)に乗り換えました。秋葉原じゃんぱらDS秋葉原店さんで販売されていた海外版(※技適、日本語LP有り)で、このモデル固有の問題だったらしいMicroSDカードスロット認識不良が発生している個体になります。価格は税込84,980円でした。
“携帯ゲーム機”としてみるならあやあやえあえあでも十分だったが・・・
正直昨年購入したあやあやえあえあに搭載されているRyzen 5 5560U(内蔵GPUはVegaアーキテクチャ世代のRadeon RX Vega Graphics 5)でもかのあゆが普段プレイしているスト6、龍が如く7外伝に収録されているSEGA RACING CLASSIC 2を楽しむ分には十分すぎる性能ですし、なによりそのコンパクトな筐体は気に入っていたので迷ったのですが、ようやくコンバットパックに収録されているアッーーー!マックさんが実装されたMK1をプレイするにはややパフォーマンス不足感があったこともあって、思い切ってより高性能なCPUを搭載しているゲーミングUMPCに乗り換えることにしました。
MSIのくろーちゃんも出てはいたが・・・(しかも安い)
予算的にはあやあやえあえあ含め、いくつか手放す予定のガジェットもあったので概ね10万未満を見ていて、その条件を若干オーバーしてしまうものの、ちょうど3月27日に日本国内で販売が開始されたMSIのくろーちゃんが選択肢に入ったので迷ったのですが、dGPUとしてのIntel Arcにそこまでいい印象がないのと(NVIDIA GeForce、AMD Radeonと比較すると性能的に微妙)、鳴り物入りで登場したIris Xe Graphics代わりと早い段階で足切りされたのを見ているのであまりCore Ultraに内蔵されているArc Graphicsに期待できなかったというのもあって発売から1年が経過した今でも性能が高いRyzen Z1 Extremeを搭載していてウインタブさん含むガジェットメディアの評価も高かったろぎい・えらいっを選択することにしました。
くろーちゃんはウインタブさんでもそろそろ実機レビューが出そうですし、それ見てからでも良かったんですけどね・・・あの子もかっこいいし。
元々ASUS Japanの価格設定が良心的だった上に、発売から1年が経過して後継モデルの投入が噂されていることもあって下位モデルのRyzen Z1モデルの新品と大して変わらない値段で購入出来るようになりましたが、ちょうど前述のじゃんぱらDS秋葉原店さんに「海外版でMicroSDカードスロットを認識しない」ランクB品が税み84,980円で販売されていたのでメールで取り置きを頼んで仕事帰りに購入してきました。
発売直後はあまり問題になっていませんでしたが、初期モデルでは廃熱の関係でMicroSDカードが認識しなくなるという不具合が存在していたようです。
ただゲームのインストール先に読み書き速度が遅いMicroSDカードを指定することはありませんし、基本使わないので「元々ないもの」と思えばこの辺はまったく気になりませんでした。なにより可能な限りコストを抑えたかったので・・・
現状Z1 ExtremeだろうがCore UltraだろうがAAAクラスのタイトルはグラフィック設定を落とすのが前提。
2018年にAMDが初代Ryzenを投入したことをきっかけに、「最低限表示できれば良い」程度の存在でしかなかった内蔵GPUの性能は大幅に向上しましたが、あくまで「内蔵GPU」であることには変わりないため、最近ではゲーミングUMPCでプレイすることを想定しているタイトルも出始めているとはいえ基本的には動作サポート対象から外れていますし、昨年10月にリリースされた「Forza MotorSports(2023)」のように「そもそもゲーミングUMPCなんてお呼びではない(動きもしない)」タイトルも存在します。
これは最新のRyzen Z1 Extreme(RDNA3世代のRadeon Graphics)、Core Ultra 7 155H(iGPU版Intel Arc)でも同様なので、「最高グラフィックでゲームを楽しみたい」のであれば間違ってもゲーミングUMPCを購入するのはお勧めしません。
最初からゲーミングデスクトップ、ゲーミングノートを購入した方が幸せになれます(一応ろぎい・えらいっも含め、GPUボックスをサポートしているゲーミングUMPCもいくつか存在しますが、Thunderbolt 4経由での接続となるため本来のパフォーマンスは出ません。それでも前述の「Forza MotorSpots(2023)」をプレイ出来るくらいには性能が向上しますが・・・
ゲームの本質はグラフィックではないダルルォ!?
ただ、PCゲームの楽しさってもちろん美しいグラフィックも魅力の一つではあるのですが、本質的な楽しさはそれだけではないので、「どこでもお気に入りのゲームを持ち出せる」という点に利点を感じられるのであれば、ろぎい・えらいっ!やあやあやえあえあに限らず、ゲーミングUMPCはきっと人生を変える存在になってくれるはずです。実際変わったし・・・
正直ゲーミングUMPCとしては最初の製品、初代GPD Winが2018年に発売した時はCPU性能の低さ(低価格Windowsタブレットでよく採用されていたCherry Trail世代のAtom x5-Z85xx/x7-Z87xxだったのでそりゃ当時の最新タイトルなんて動くわけないですよねwww)やハードウェア自体まだ完成度がそこまで高くない部分もあったため、存在意義がよくわからなかったのですが、Ryzen/Intel Core i5・i7(Tiger Lake世代)を搭載する機種が出そろい始めた2021年あたりから最新タイトルも十分動かせるようになったことからその魅力が増したような気がします。
ネオジオポケットとか言う周りでもかのあゆ兄弟しか所有していなかったドマイナーハードまで所有しているガチゲーマーなアーサーさんがCEOをやっているあやあや、GPDに続く形で魅力的なゲーミングUMPCを投入してきたわんみ、歴史は短いものの、いきなり魅力的な製品を投入してきたAOKZOEといった中華メーカー製だけでなく、2022年にValveから発売したすちむーでっくをきっかけにゲーミングPCを手がけてきたASUS、Lenovo、MSIといったメーカーも参入するなど、かなり盛り上がってきている印象を受けます。
今回購入対象から外れたMSIのくろーちゃんも実機を見た感じ、かなりよさげな製品ですし、ゲームが大好き!どこでもPCゲームをやりたい!という方であればどのメーカーの子を選んでもきっと最高の相棒になってくれるはずです。多分PCゲームの関わり方が変わる。仕事が忙しくなった人ほど。
さぁ、ゲームやろーよ!
関連リンク
ろぎい・えらいっ:ASUS
ASUS ROG Ally レビュー - ASUSが5年かけて開発したWindowsゲーミングハンドヘルド!このジャンルで世界征服しそう?:ウインタブ
コメント