「むしろまだ売っていたんか!?」という印象が強いのですが、2008年に初代まくぶくえあとともに発売した林檎純正光学ドライブ、「Apple USB Super Drive」がついにディスコンになったようです。
当時としては驚異的な薄さを誇っていたまくぶくえあには光学ドライブが搭載されていなかったため、純正オプションとして用意されていた製品になります。ちなみに初代えあえあでは「別のMacやWindows PCの光学ドライブをネットワークドライブとしてマウントする」という機能も用意されていました。
一応デザインは林檎らしくシャレオツですが、ものとしてはアイ・オー・データやバッファローが安価な価格で販売しているDVD-RWドライブと同じものなので、正直発売された時点で割高感がありましたし、結局ディスコンまで値下げしませんでしたね・・・(税込10,800円・・・これBDドライブじゃなくて旧態化したUSB 2.0接続のDVD-RWドライブですよ・・・たけぇ・・・)
林檎が早い段階でデジタル配信に力を入れていたこともあって、2010年以降に発売されたMacでは光学ドライブが内蔵されなくなりましたし、Windows PCでも搭載されていない機種がほとんどになってしまいましたが、現在のmacOSでも標準でCD/DVDの書き込み機能は残っていますし、MPEG-2コーデックも入っているのでサードパーティのDVDドライブをつなげば映像ソフトも普通に観賞できますし、再生ソフトが限定されるのが難点ですがBlu-rayドライブもOSとしてはサポートしています。
2010年初めに林檎がMacで光学ドライブの搭載をやめたときは「スティーブは一体何を考えているんだ」と思っていたのですが、結局ストリーミング配信やソフトウェアのダウンロード販売が当たり前になったので、結果としては「先のことを読めていた」ということになりますね。初代iMacのレガシーポート廃止といい、Adobe Flashの件といいこういうのを見てるとやっぱり天才だったんだなぁと思います。
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