ジャンク品は「ガラクタ」。あとで使えなくなっても笑って許せる人向けの商品。クレームを付けるなら通常中古をどうぞ。

Xで立て続けに秋葉でジャンク商品を取り扱うショップさんで「ジャンクという語源も、魅力も全く理解していない人がトラブルを起こす」という事例を見かけてしまったので個人的に思うことを文章化しておこうと思います。

大手チェーン店のハードオフが取り扱うようになり、動画配信が盛んになった影響でジャンク商品を「普通に使える商品」として紹介する配信者さんが増えた影響もあり、ただの難あり中古商品と勘違いされるケースが増えていますが、ジャンクとは「ガラクタ」という意味で、間違っても「まっとうに使える商品」ではありませんし、クレームを付ける権利もありません。

かのあゆ自身割と症状が軽微でそのまま使えるレベルの商品や、修理すれば常用できるジャンク品を購入するのが大好きですが、そのような商品でも店舗では症状として記載されていなかった不具合が発生したり、途中で完全に文鎮化してしまったケースが多々ありましたが、「まぁしゃーないや!安かったからいいや!」と割り切ってきました。ジャンクとは昔からそういうもので、こういったジャンク商品を好き好んで購入してきた人の中には「部品取りにすらならないレベルの、文字通りのガラクタ」を進んで選んだり、パーツを寄せ集めて普通に使える個体として復活させたり、中には世界で一台のキメラマシンを作ってしまうすげーお方も存在しています。

ショップ側としても破損してしまった商品をただ廃棄するのではなく、ガジェット好きのヲタクに活用する形で販売できるのでWin-Winですし、これこそ真のサステナビリティだと思っています。

買う側からしても最初からまっとうではない商品ということはわかった上で購入しているので、間違ってもあとからショップにクレームを言ったり、返金を要求するようなケースはほぼ無かったのですが、前述の通りジャンク品が一般ユーザーにも普通に見られる場で紹介されるようになり、気軽に購入できるようになった結果、本当に「ただの難あり中古(保証付き)」と勘違いして店舗にも注意書きが掲示されているにもかかわらず、クレームを付けるユーザーが増えてきてしまいました。

ちなみにこれはジャンクを取り扱っているショップだけでなく、ヤフオクやメルカリなどの個人売買でも同様で、わざわざ「壊れているし真っ当に使える商品じゃないからあとから他の不具合が出てきてもクレームは受け付けないし、そういうものとわかっていないなら通常中古をどうぞ」と説明に記載しているにもかかわらず、あとからクレームを付けられた事象をよく見かけます(かのあゆ自信もあります)。

かのあゆ自身そうだったので、金銭的なリソースに余裕がない中高生ガジェットマニアがわかった上でジャンク品を購入するのは素敵なことだと思っていますし、ジャンク品を取り扱っているショップさんにも敬意を払っていて続けてほしいと思っているのですが、あまりにも「ガラクタ」であることを理解しないで購入するユーザーが増えてくると「ジャンク品」というカテゴリ自体が消滅してしまいそうな気がします。

繰り返しになりますが、ジャンク品は動いているように見える商品でいくら通常利用できようが「ガラクタ」です。ちゃんとした保証を受けたいのであれば「通常中古」や「新品」の購入をお勧めします。間違ってもただの安い難あり品(保証付き)と勘違いされているのであればそもそもお呼びではありません。ショップにも負担がかかりますし、ジャンクが好きで買っている人にも迷惑がかかるだけなので絶対に購入しないでください。

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