
近年のMicrosoft製品では個人設定のカスタマイズ等を行うために起動した起動したアプリやMicrosoft Edgeでブラウジングしたサイトの履歴(アクティビティデータ)をローカルに保存し、Microsoftのサーバーに送信するオプションが用意されています。
Windowsにも当然アクティビティデータの保存・送信を行うためのオプションが用意されているのですが、MicrosoftにPCの操作履歴やWEBサイトの閲覧履歴を送信するのはMicrosoftが公式サイトなどでアナウンスしている“建前”通りに個人を特定する情報が含まれていなかったにせよ気持ち悪すぎて嫌だという方も多いかと思われます(かのあゆもそのうちの一人です)。
Windowsの初回セットアップ(OOBE)で特に何も考えずに設定を進めてしまうと各種アクティビティデータの送信が有効になってしまいますが、あとから設定を無効化したり、ローカルに保存されているアクティビティ履歴を一括削除するためのオプションが設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」という項目の中に「アクティビティ履歴」として用意されていたのですが、2025年5月に配信されたWindows 11 2024 Update(Version 24H2)向け月例更新プログラム、KB5058411適用後にひっそりと設定項目がすべて削除されています。
理由としては「そもそも2024年1月以降アクティビティの追跡をローカルに保存するのをやめていて、それ以前に利用していたユーザーのために残していた項目だから」ということのようですが、正直近年のMicrosoftの方針を見ていると本当にアクティビティデータの追跡と送信を停止したのか微妙なところで、むしろ自社サービスのためにどんどんアクティビティデータを抜き取りたいから設定アプリで履歴の削除やアクティビティ履歴そのものの作成を無効化するオプションをひっそりと削除したようにおもえてしまうのはかのあゆだけでしょうか・・・
なおMicrosoftが個人ユーザーに押しつけているMicrosoftアカウントのアクティビティ履歴の削除はWEB上から行うことが可能です。
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