実は1年間は誰でも無料で契約できるWindows 10の個人向け拡張セキュリティアップデートプログラム

既に大手メディアでも実際の登録手順含め紹介されていますが、残り2ヶ月でサポート期間が終了するWindows 10にセキュリティアップデートの提供のみ最大3年間延長提供する個人ユーザー向け「拡張セキュリティアップデート」の事前予約が開始されています。

基本的には有料でのサブスクリプション契約となりますが、条件を満たしていれば最低1年目に関しては誰でも無料でセキュリティアップデートの配信期間を延長することが可能です。

おそらく誰でも条件を満たせるのが「OneDriveへの設定バックアップ」となります。設定アプリから登録作業が必要になりますが、あくまで必要なのはデータサイズが限りなく小さいWindowsの設定のバックアップのみで、ドキュメントや画像データまでOneDriveに預ける必要はありません。設定のバックアップを有効にした時点で2026年10月15日までは無料でセキュリティアップデートを受け取ることが可能です。

もう一つはBing検索を(Windowsに標準で備わっている検索ボックスからの検索も含め)頻繁に利用していたり、Microsoft Storeから有料ゲームやアプリを購入していればおそらく勝手にたまっているであろうMicrosoft Rewards 1,000ポイントを引き換える形で拡張セキュリティアップデートのサブスクリプションと引き換えるという物になります。

これもBing検索をしょっちゅう利用していたり、Microsoft Store経由でゲーム(DLCの購入もMicrosoft Rewardsポイント獲得の対象になります)やアプリをしょっちゅう購入している方であれば割と簡単に条件を満たすことが出来るのではないでしょうか。ちなみにかのあゆの場合だと微妙にポイント数が足りてませんでした・・・orz

残る手段は通常通り、30ドル(現時点では日本での価格は未発表)でサブスクリプション契約を行う形となります。

ただし、各種条件を満たして無料で利用するにせよ、サブスクリプション契約を登録するにせよ、法人向け拡張セキュリティアップデートプログラムも含めWindows 10搭載PCの寿命を延命するために提供されているわけではなく、あくまでシステム要件を満たしていないなどの都合で未だWindows 11環境に移行出来ていないユーザーに移行期間を確保するために用意されているものなので、3年後の2028年10月には(何らかの事情で延長されない限り)セキュリティアップデートの提供は完全に終了しますし、Windows 11に搭載される新機能も基本的には実装されず、2025年10月の月例アップデートを適用したWindows 10 2022 Update(バージョン22H2)をベースに脆弱性の修正のみ提供される形になります。

またIntel Management Engine(Intel ME)やファームウェアの脆弱性はチップセットメーカーやPCメーカーが別途対応している物になるので、既にドライバー、ファームウェアの更新が終了している場合、それらの脆弱性についてはそのまま放置されていることになります。

いずれにしてもサードパーティ製ツールを使用して無理矢理Windows 11を導入するよりは安全ですが、Windows搭載PCとしてネットに接続した状態で利用できる期間は短いためできる限り早めにPCを買い換えるか、Linux、ちょろめOS Flex等よりサポート期間が長いOSへの移行を検討した方が良さそうです。

これを機会にMacに移行してもええんやで?(ニッコリ

関連リンク

Windows 10 コンシューマー拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム - Microsoft サポート

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