
おしゃみすとあ浦和美園店さんで衝動的にしゃみばん10(セラミックス・エディション)を購入して1ヶ月が経過しました。
正直バッテリーがへたっていないようであればしゃみばん8、しゃみばん9からわざわざ乗り換える必要はありませんし、購入報告記事でも書いたとおり既に前モデルのしゃみばん9に関しては某所で実機レビューを行っており、ほぼ機能面に関しては良くも悪くもそこまで大きくは変わっていないので今のところ改めてレビュー記事を公開する予定はありませんが、今回もかなり気に入っているので前モデルのしゃみばん9と比較して良くなった点を紹介いたします。
高級感のあるセラミックス・エディションはいいぞ!
実は中国向けモデルでは前モデルのしゃみばん9からラインナップとして存在していたのですが、今回のしゃみばん10から日本を含むグローバルモデルでも筐体にセラミックス素材を採用した「セラミックス・エディション」が選択できるようになっています。
通常モデルもしゃみばん9から筐体がプラスチック素材からアルミニウム筐体にアップグレードされたおかげでそれまでの「価格なりの安っぽさ」がなくなり、おしゃみらしい「お値段以上の高級感」「普通の腕時計として使っても違和感がないデザイン」になりましたが、セラミックス・エディションの、素材を活かした透き通るような白色は本当に美しく、おしゃみしょっぷ浦和美園店さんで実機を見たときに一発で惚れ込んでその場で購入を決めてしまいました。
価格は若干の高めではありますが、それでも1万円を切るので相変わらずコストパフォーマンスに優れすぎているのも素敵すぎます。ただし、付属しているストラップ(バンド)が通常モデルと同じくフルオロラバー素材を用いたシリコンタイプの物だった点は少し残念に感じました。長時間使っていても肌が蒸れることはありませんし、筐体色に合わせた清潔感のある白色も魅力的ではあるのですが、そもそもシリコンバンド故に非常に汚れやすいんですよね・・・
幸いストラップについてはしゃみばん8、しゃみばん9と互換性があり、おしゃみ公式、サードパーティから様々な交換用ストラップが多数販売されています。かのあゆはしゃみばん9で使用していた某どけーりんごのミラネーゼバンドっぽいストラップをそのまま流用しています。これがまたドチャクソマッチしてかっこいいんですよ・・・
しゃみばん9以降、筐体デザインの質感も上がってきたおかげで以前のようにあまりラフに使えなくなってしまったのが唯一の欠点かもしれません(笑
よりディスプレイのベゼルが狭額縁に

基本的に筐体デザインは今から11年前の2014年10月に発売した初代みーみーばんど(Mi Band ※初代モデルはディスプレイ非搭載)から変わっていませんが、ディスプレイに関してはモデルチェンジを重ねるたびに毎回アップグレードされています。
しゃみばん10ではディスプレイの明るさがしゃみばん9の1,200 nits(これでも一般的なすまほんとほぼ同等のスペックなので十分野外でも明るく、見やすかったのですが・・・)から1,500 nitsに向上したほか、ディスプレイのベゼルもしゃみばん9の66%から77%とさらに狭くなりました。
正直数値だけ見ても「77%じゃしゃみばん9と対して変わらなくね?」と思っていたのですが、実際に使ってみると明らかにスペースが広くなったおかげで運動データや健康管理データ、母艦すまほんから受け取った通知等で表示できる情報量がさらに増えているほか、既存のバンドディスプレイ(ウォッチフェイス)も下のベゼルがかなり狭くなったおかげで見た目の印象がかなり変わっています。これはちょっと想定外でしたね・・・
「既存の」バンドディスプレイと書きましたが、実はしゃみばん10にプリインストールされているものと、いくつか新規で追加されたものをのぞけばラインナップはしゃみばん9から変わっていません(ただし定期的に更新はされていて、最近になって有料のバンドディスプレイの販売も開始されています)。ただディスプレイの広さが変わったおかげでしゃみばん9としゃみばん10でだいぶ印象が変わったものが多かったので、この点も購入して心底良かったと思える変更点の一つだったりします。
睡眠トラッキングがさらに強化

正直スマートウォッチ・スマートバンドの睡眠トラッキング機能はメーカーによって採用されているアルゴリズムがバラバラだったりするので、「深い睡眠」「浅い睡眠」「レム睡眠」といった詳細な記録データについてはしゃみばんに限らずあくまで参考程度にとどめるべきだと思っているのですが、それでも睡眠時間についてはかなり正確に記録できているので初めて使用したみーみーばんど4の頃から睡眠記録機能はかなり信頼しています。
しゃみばん9でも銀河ちゃんどけーやおぴくちんどけー(というかググレカスが買収したFitbit製スマートウォッチ・バンド)でも実装している自分の睡眠の質を動物に例えてアドバイスしてくれる機能が利用できるようになるなど、かなり強化されていたのですが、しゃみばん10では内蔵センサーの強化により、「入眠した時間」も記録できるようになりました。実際に意識した時間も概ねその通りになっている・・・と思いますし、眠りの質を高めるという意味でもしゃみばん10はより完璧に近いウェアラブルデバイスに進化してくれたと思っています。エライッ!
無印しゃみばんシリーズとしては初めてコンパスが利用可能に

GPSが内蔵され、見た目もよりスマートウォッチよりになった「しゃみばん9 プヨ」には搭載されていましたが、しゃみばん10から電磁センサーを活用したコンパスアプリが無印しゃみばんシリーズとしては初めて利用できるようになりました。
これ、キャンプやハイキングなどを趣味にしている方だと地味に重要かつありがたいアップデートなんじゃないかなぁと思っています。
どけーりんごや銀河ちゃんどけーなどにも実装されていますが、バッテリーの持ちに関してはしゃみばん10の方が断然長時間稼働してくれるので、アウトドアシーンでも大活躍してくれるはずです。正直これだけのためにしゃみばん9から乗り換ええてしまっても良いかもしれません。
おしゃみ端末との連携機能は正直期待外れだが…今年もいい方向に進化した定番スマートバンド

他にもOSがHyper OS 1.0からHyper OS 2.0にアップグレードされたことにより、おしゃみ製スマートフォン・タブレットやIoTホームデバイスとの連携機能が利用できるようになりましたが・・・かのあゆ手持ちの端末だとれどみんみんばっず6、おしゃみばっず5(無印)では連携機能が利用できず、唯一対応しているおしゃみ14Tでも出来ることはデバイス検索機能とカメラコントロールのみと、他社スマートフォンとペアリングした場合でもサポートされている操作しか対応していなかったのは残念でしたし、そもそもすまほん・椨向けHyper OS 2.0とは異なり組み込み機器向けのRTOSがベースになっているため、正直UI的な差異はしゃみばん9に搭載されていたHyper OS 1.0とほぼ変わっていません。
そういう意味でもしゃみばん8・9を現在でも愛用しているのであればわざわざ乗り換える必要はないのですが、相変わらず高機能で高級感のある筐体デザインながら非常に安価な価格設定ですし、そろそろバッテリーがへたってくるタイミングになってきているであろうしゃみばん7や、他社競合機(ウェイウェイばんど6・7など)からの乗換であれば胸を張ってお勧めできますし、そもそもめちゃくちゃ安いのでガジェクラさんならむしろ旧モデルを愛用していても買い足してしまっても全く後悔しないのではないでしょうか。実際かのあゆも気に入ってるし・・・
ただ、おそらく例年通りであればより一般的な腕時計に近い筐体デザインを採用し、ウォーキング・ランニング・サイクリングなどの運動データを記録する際に母艦すまほんを持ち歩かなくても詳細なルート情報を保存できる「しゃみばん10 プヨ」もほぼ間違いなく投入されるとは思うので、よりスマートウォッチらしい見た目がいいという方はこちらの発売をもう少し待ってみるのも良いかもしれません。おそらくいつも通りこちらも異様に壊れた値段で国内投入されるはずなので・・・
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