
おぺり10 VIで使用していたMicroSDXCカード(128GB)が読込み不良になってしまったため、寿命だから廃棄・・・する前になんとか使える状態に復元してみることにしました(無論読込み不良が発生した時点で中のファイルシステムもすべてぶっ飛んでいるので「中のデータも含め救い出す」のではなく、あくまで「MicroSDXCカードとして再び使えるようにする」のが目標となります。
症状としては「MicroSDXCカードとしては認識するものの、おぺり10 VI側では認識されない」というものだったので、まず端末側でフォーマットを試したところ、なんと途中でリブートしてブートスクリーンで止まってしまったため、今度はMicroSDXCカードスロットを標準搭載しているらちつで5320にSD Associationがフォーマッターとして推奨している「SDメモリーカード フォーマッター」を試してみることに(基本、SD/MiniSD/MicroSD・SDHC・SDXCといったSD規格のメディアはPC向けOS標準フォーマッターではなく、SDメモリーカート フォーマッターを使用してフォーマットすることをお勧めします)。macOS版もアルよwwww(ぉ

ところがSD Card Formatterでもフォーマット途中で処理が失敗してしまう結果に(クイックフォーマット、上書きフォーマットともにフォーマットNG)
なおここまでのスクリーンショットはリアルタイムで復旧作業を行いながら記事を執筆しているのでスクリーンショットは取っていません(そもそも普通に復旧できると思っていたので端末やSD Card Formatterで初期化できていれば記事化するつもりすらありませんでした・・・そもそも)
「これもう物理的にダメかな・・・」とも思ったのですが、最後に昨年12月に個人・商業利用ともに完全フリーウェア化した神ローレベルフォーマットツール、「HDD Low Level Formatter」でローレベルフォーマットを実施してからSDCard Formatterで論理フォーマットをする手順を試してみることにしました。
アプリ名称は「HDD Low Level Formatter」ですが、基本的にWindows上で認識できるドライブであればSSDだろうがSDカードだろうがコンパクトフラッシュだろうがローレベルフォーマット(物理フォーマット)を実施できるツールです(当たり前ですがWindowsが起動しているシステムドライブに対してローレベルフォーマットをかけることは出来ませんし、かけることが出来たら困る)。

削除するドライブでMicroSDXCカードが挿入されている「RealTek PCIE Card Reader」を選択してそのまま「FORMAT THIS DEVICE」を押下してローレベルフォーマットを実行します。Perform quick wipeにチェックボックスを入れてフォーマットを実行するとパーティション情報の削除のみ実施するいわゆる「クイックフォーマット」を実行しますが、今回の場合おぺり10 VIやSD Card Formatterでフォーマットを実行したときと同じ結果になるのが見えているので通常のローレベルフォーマットを選択しています。
すべてのクラスターにダミーデータを書き込む形でローレベルフォーマットを実施しているため、物理的な破損でなければほとんどの場合これで正常にデータの読み書きが可能になりますが、それなりに時間がかかるので余裕があるときに実施すると良いかもしれません・・・これ、東京タワーの展望台でこの記事を執筆しながら実施してるんですよ。バカだねーーwwww

さすがにバッテリー稼働時間が残りわずかとなってきたので、「フォーマット自体は出来てるからここで止めてもワンチャン・・・」と考えたので、途中でローレベルフォーマット処理を止めてSDCard Formatterで再度論理フォーマットを実施したところ・・・

だめだこりゃ。買い換えよう。ご臨終です(チーン)
まとめ
物理的に死んだストレージはもう何をやってもダメだからおとなしく買い換えた方がいいよ()
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