ググレカスは近年、サイトの中身や信頼性よりも “アクセス数対策だけ頑張っているサイト” を優先して検索結果のトップに掲載するようになった結果、「サーチエンジン」であることすら放棄してしまっています。
そして最近では生成AIの急激な進歩も相まって、取り上げている製品を紹介する気すらない “レビューを名乗るアフィリエイトサイト” が、検索結果だけでなく Google Discover やニュース一覧にも普通に掲載されるようになってしまいました。
例えば、かのあゆの大事な相棒のひとりである シンクパヨウ X1 Carbon Gen 9 ちゃん を端末名で検索すると、トップに「実際に使ってみたレビューです!」と書きながら、製品写真も無ければ端末の特徴すら書いていない、読むだけで時間の無駄になる生成AIアフィブログが普通に出てきます。オメーにうちの子の何がわかる!
正直、大手・個人・商用非商用問わず “ちゃんと魅力を伝えようとしている人” にも、その端末を作っているメーカーさんにも、そしてこれから購入を検討しようとしている方にとっても、こうしたサイトが上位に出てくるのは悲劇でしかありません。
しかし残念なことに、ググレカスの今の方針と生成AIの発展状況を踏まえると、当面こうした 製品愛ゼロのアフィ目的「自称レビュー」 はタケノコのように増えると思われます。
なので、どれだけ役に立つかわかりませんが、こういうサイトの見分け方 を紹介しておきます。
■ そもそも製品写真がない
自称 “実際に使ってみました!” と書きながら、記事内に一枚も実機写真がない。
メーカー公式サイトの素材を貼っているだけでも怪しいのに、この手のスパムブログの場合 “そもそも端末を購入していない” ので、当然写真もありません。
■ 製品の特徴が一切書かれていない
数年前にも、公式ページの紹介文をコピペして “実機レビュー” を名乗るサイトはいくつかいましたが、最近の生成AIアフィブログはさらに悪質。
製品名を ChatGPT や コペェロット、Gemini に読み込ませて “それっぽい文章を吐かせているだけ” なので、ひどいサイトだと 公式に書かれている特徴すら載っていない ものもあります。
レビューという単語をもう一度調べ直して出直してこい。
ガジェット好きなら文章を見た瞬間「これ生成AIに吐かせただけだな…」とわかりますが、問題は
初心者を釣ることも想定している
という点です。
“それっぽい” 文章にはなっているので、詳しくない人だと簡単に騙されてしまうんですよね。
もちろん、こういうブログを書いているユーザーはガジェットに興味なんてありません。
メーカーとの提携なんて受けているわけもなく、アクセス数だけが目的なので Oukitel や Teclast などの中華端末すら生成AIに適当に吐かせて「レビュー」と名乗ります。
君、それやっててキモティか・・・?
■ 短期間で大量の“レビュー記事”が投稿される
PC・スマホ・タブレットは基本的に高価なので、メーカー提供でもない限り、普通は1日に何台もレビューを上げるのは不自然です。
文章・写真・検証などの作業量を考えると、本業のブロガーでも 1日1〜2本が限界 でしょう。
しかし生成AIアフィブログは
実機を触っていないので、文章だけポンポン吐かせて掲載するだけ。
そのため、開設して間もないのに “レビュー記事だけ異常に多い” のが特徴です。
当然、中身がデタラメであることすら本人は把握していません。
というか興味もないでしょうし、金のことしか考えていないので…。
■ 多分、端末レビューを書く人はいなくならない
ググレカスがまともに対策する気が無いせいで、この手のスパムが検索上位に平然と出てきた結果──
本当に端末愛を込めて書いた個人ユーザーやライターのレビューが埋もれる
購入者が間違った情報を参考にしてしまう
と、弊害しかありません。
特にこの手の生成AIスパムは note で展開されていることが多い印象で、真面目に「好き」を伝えているクリエイターさんにも失礼すぎるので、正直早く淘汰されてほしいです。
ただ逆に言うと、生成AIで出力されたレビューは
製品の個性や特徴を一切拾えていない “テンプレ文章”
ばかりなので、
好きで書いてる人の記事が生成AIに置き換わることは絶対にない
とも思いました。
今後生成AIがさらに進化して “実際に使ったような文章” を作れるようになったとしても、
使ってない人の感想に価値は生まれません。
だから、この手のスパム記事が本当に役に立つ日は一生来ないでしょう。
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