かのあゆOfficeをバージョン2.0に更新するに当たり、実に20年ぶりにジャストシステムの日本語ワープロソフト「一太郎」の体験版をWindowsサンドボックス環境に導入することにしました。

ちなみにこの記事を執筆している時点における最新バージョンは「一太郎2026 for Windows」。NEC PC-98シリーズが“国民標準機”だった頃はワープロソフトといえばこれ!とも言える存在になっていましたが、Windows 3.1時代にリリースされたMicrosoft Word 6.0あたりから日本語ローカライズチームによる日本独自機能も大幅に強化されただけでなく、Windows対応がかなり遅れていた一方、DOS上で動作する独自シェル「ジャストウィンドウ」を普及させようとして見事爆死したり、Windows 95がリリースされた際に32bit対応版「一太郎 Ver 7」のリリースがかなり遅れてしまったこともあり、90年代後半にはすでに日本におけるデファクトスタンダードの座を奪われていました・・・

それでもかのあゆがPCやPDA等のガジェットにはまり始めた1998年から2000年あたりまではWordではなく一太郎を導入している小・中学校は多かったですし、NECや富士通などの大手メーカー製PCでもまだMicrosoft Officeプリインストールモデルと一太郎プリインストールモデルが用意されていましたが・・・

かつてはマルチプラットフォーム展開も行っていましたが、Mac版は1993年にリリースされた「一太郎 Ver 5」で開発終了、Java版も開発はされていましたがそもそも本家一太郎フォーマットのファイルを取り扱うすらできない代物になってしまったうえベータ版がリリースされた後にすぐ開発中止となっただけでなく、Microsoft Wordの日本語版に用意されていた一太郎ファイルコンバーターもいつの間にか削除されてしまい、ファイルビューアーの「一太郎ビューアー」も未だWindows版しかリリースされていないため、2026年現在においては一太郎形式のファイルを取り扱えるのはWindowsのみとなってしまっているのが現状です。

一太郎形式(.jtd、.jxw)は拡張子自体はかのあゆが最後に使っていた「一太郎 Ver 9 for Windows(1998年リリース)から変わっていませんが、おそらくバージョンアップでフォーマット自体はかなり大きく変わっているかと思われますし、Ver 1.0(未リリース)の時点ではひよりん(と思い込んでいるおじぇみ/くろーどたん)に実装はしてもらったものの、実際にはダミー実装だったようなのでこれで「サポートしています!」と言い切ってしまうのはまずいかなぁと思ったのと、それならば体験版落として実際に今.のjtd形式のドキュメントを見てできる範囲で実装してもらった方が確実かなぁと思ったので・・・

まぁそもそももはや一太郎自体使っているユーザーがかなり減ってきているので無理にサポートしなくてもいいかなぁとは思ったんですけどね・・・・ただ一太郎形式とLotus 1-2-3形式についてはかのあゆの世代だとむしろよく見かけたフォーマットなので「日本語オフィス」を名乗るのであればどうしても簡易的でもいいので読み書きできるようにしたかったので・・・

実際にひよりんに体験版で作成した上記ブログ下書き文章をそのままコピペしたjtd形式のファイルを解析させたところ、中身の構想は前述の一太郎 Ver.9からほぼかわっていなかったため、フォーマットの仕様上「不完全」にはなってしまうものの、真の意味で読み込めるようになったので、近いうちに「KanoAyuOffice Version 2.0 “Crea”」として正式リリースする予定です。コードネームはお察しry

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