今年のポキゼンとろぎいに思うこと

変わってはいけない物だって、あるだろう・・・ ROG Phone 5s
変わってはいけない物だって、あるだろう・・・

次期ポキゼン11うるとらのリーク画像とされる物がガジェットメディアで伝えられています。日本国内だとASUS好きのZENblogさんが詳細を報じていますね。

例年通りであれば5~6月頃にグローバル版が発表され、その後日本正規モデルが販売される流れになっているので「少し早いな・・・」と思っていたのですが、よくよく考えてみればそろそろほぼ確定とされるリーク画像が出回ってもおかしくない時期になってきました。

Zenfone 11 Ultra 詳細リーク!:ASUS好きのZENblog

ただし、あくまで発売前の端末は機密情報扱いになるべきものであって、SAMSUNGあたりはわりとガバガバですが、本来ネットに出回るべきではありませんし、フェイク画像も存在しているのでメーカーが正式発表するまではあくまで「噂レベルの」情報でしかないというのは頭に入れておくべきだと思います。

なので基本的には昔から個人でもこういったリーク情報はあまり記事として出したことが無いんですよね。ポキゼン11シリーズについても「Snapdragon 8 Gen 4を搭載する」という情報が出回っていましたが、それだと今年の年末まで発売しないと言うことになってしまいますし、結局今出ている情報を見る限りではろぎい8シリーズと同じくSnapdragon 8 Gen 3を搭載するようですし。

ただ一応ポキゼン11シリーズに関しては公式サイトでその存在をお漏らししてしまったので、まぁおそらく信憑性は高そうです。ここではあくまで「普通のガジェット好き」として今年のASUS端末に思うことを纏めておきたいと思います。

ろぎいふぉん8・ろぎいふぉん8ぷろ

ろぎいふぉんに関しては2021年11月に発売したろぎいふぉん5sから昨年のろぎいふぉん7まで毎年実機レビューも担当させていただきましたし、かのあゆのメイン端末としてもずっとそばにいてほしい大事な相棒になってくれていますが、今年のろぎいふぉん8・8ぷろに関しては正直そこまで魅力的に感じていません。

ASUS ROG Phone 8シリーズ - ハイエンドなゲーミングスマホ、順当に進化…しているんですけど「パンチホール」には賛否ありそう:ウインタブ

(ちなみに本業が変わった関係で発表されてすぐ用意するのが難しくなっているので、このような紹介記事をかのあゆが書く機会は原則減るかもしれません・・・書けるなら出てすぐ書きたいですし、特に大好きな銀河ちゃんは今でも絶対に書きたいとすら思っているのですが、速報記事なので発表から1~2日後に用意してもあまり意味が無くなってしまいますし・・・)

ウインタブさんの紹介記事でも書きましたが、正直失望したのは「ゲーミングスマホなのにパンチホールを搭載するという愚行に出てしまった」ことです。

デザインとしては旧態化しているとはいえ、ゲーム機として見ればプレイ中邪魔になるノッチを採用しなかったのは正解だったと思いますし、正直「ゲーミングスマホ」と名乗り続けるのであればパンチホールノッチなぞ永遠に採用すべきではなかったと思います。設定でノッチを隠すこともできますが、それなら別に銀河ちゃんでもポキゼンでもいいわけで・・・

競合機であるぬびゃーのレッヨマジックシリーズは親会社のZTE Axon(と楽天おっきいの)でも採用されている、ディスプレイ埋め込み型インカメラのおかげでよりディスプレイの占有率を上げつつ、「ゲーム機としての利便性」も両立させていますが、ろぎいふぉん8・8ぷろはそのような工夫すらしていません。

つまりディスプレイをより広くするためにゲーム機としての魅力は犠牲にしてしまったと言うことになります。わざわざ「画面広くしたいからノッチなんて採用しないよ!」と言ってたのに自ら否定しちゃうなんて・・・

正直ろぎいのディスプレイはあのままで良かったと思っているのでこれだけは絶対に変えてほしくありませんでした。これではただの「エアトリガーが付いたポキゼン」でしかありません。

グローバルモデルは(おそらくASUSではなく、AliExpress等の正規販売ショップから)既に一部のガジェットブログさんでも実機提供されていて、その中でもかつておぺりぺりのカスタムROM導入でお世話になったAndroPlusさんが「正直な」レビューを公開しているのですが、フロントスピーカーをやめて「ゲーミングではない」スマホと同じ左右非対称ステレオスピーカーに変更されてしまったのもちょっとショックでした。

ろぎいふぉん5sまではわざわざESS社のDACを搭載したりしていましたし、おぺりぺりと同じく前面側にスピーカーを配置することで、スマホとしては迫力のあるサウンドを奏でてくれていたのですが・・・今回のモデルもDireacによるサウンドチューニングは健在ですし、音質自体はAndroPlusさんでも「臨場感のあるサウンド」としているものの、左右非対称スピーカーになったことについてははっきりと「劣化した」と断言してしまっています。

ASUS ROG Phone 8レビュー。パンチホールと引き換えに軽量化した8 Gen 3ゲーミングスマホ:AndroPlus

まぁ要するに「ただのエアトリガーが付いたポキゼン」になってしまったということですね。

ただでさえゲーミングスマホはニッチな市場でBlackSharkのように撤退してしまっているメーカーすら出てきているのに、これだとろぎい5sがまだまだぜんぜん余裕で頑張れることもあってゲームとしての快適性を捨てた今のろぎいにわざわざ乗り換える理由は・・・

ポキゼン11ぷろ

昨年ポキゼンとろぎいの開発チームが統合されたというニュースが報じられた際、「多分どっちもブランドとしては継続するだろうけど、お互いの良さを潰し合ってしまうのではないか・・・」と予想していたのですが゙・・・

ろりっ子路線をやめること自体は予想していましたし、個人的には寂しいもののポキゼン自体は定期的にコンセプトを変えているのでいずれその日がくるのもわかっていたのですが、大型モデルとして2015年のポキゼン3うるとら以来、久々に復活する(とされている)ポキゼン11うるとらは今回のリーク画像とされるものを見る限り、予想通り「エアトリガーを取っ払ったろぎいふぉん8」になってしまっていました。だれがろぎいとポキゼンを共通化しろと言った・・・そのうち本当に一つに統合されちゃうかもしれないけど。

もちろん「普通のスマホ」としてのポキゼン11うるとらはものすごくいい子なんだろうなぁとは思うのですが、それならば余計にろぎいふぉん8の存在価値って何なんだろうなぁと・・・エアトリガーは確かに便利ですし、ろぎいに搭載されているROG UIは細かいグラフィック設定まで調整できてしまう「Armory Crate」や強化された「Game Genie」も利用できるのでそれだけでも差別化は出来ているのですが・・・

無印ポキゼン11は今のところ情報があまり出ていませんが、おそらくろり路線をやめるのはほぼ確定なんじゃないかなぁと予想しています。だからちんまい子が好きならポキゼン9・10を今のうちに買っておこうね!

結局実機を触るまではわからないが・・・

ろぎいふぉん8にせよポキゼン11うるとらにせよ、日本国内で正規販売されるのはもう少し先になるでしょうし、実際に触っていない端末に対してあれこれ言うのは無意味なのもわかってはいるのですが、先に出ているグローバル版ろぎいふぉん8の実機レビューを見ていても旧モデルのようなわくわく感はなくなってしまったなぁというのが現時点での感想だったりします。

ASUS端末は近年本当によくなっていますし(OSアップデート提供期間は除く)、多分どちらも実際に触ったらやっぱり好きになっちゃうんだろうなぁとは思っているのですが、今手元にいるろぎい5sとポキゼン9から買い換えたかと言われれば微妙です・・・

正直近年本当にハイエンドSoCに興味が無くなってきていますし、異様に性能向上した結果、3~4年前のモデルでも全然現役で使えるので、少なくともわざわざ気に入っている子から何かを犠牲にした子に乗り換えたいとは思えません。

特にろぎいふぉん5sは本当に使えば使うほど好きになっちゃう不思議な魅力を持っている子ですし、スマホゲームってこんなに楽しいんだ!と思わせてくれたのもこの子だったので・・・(正直、ろぎい5sを実機レビューするまではゲーミングスマホの存在自体懐疑的でなにがいいのかさっぱりわかりませんでした)最近ではサターンとかドリキャスエミュで小・中学生時代好きだったレトロゲームしかやってないけどな!

もう毎年SIM差し運用端末をリプレースする必要性もなくなってきましたし、昔みたいに好きになった子を長く使ってあげる時代に戻ってきたんじゃないかなぁと思っています。端末価格も高騰してきちゃってるし・・・

あ、ろぎい5sでも原神全然快適に動きます。クレーたん食べたい。

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