Windows PCはもうすぐMacになることが出来なくなるが、MacはWindows PCにだってなれる(ARM版Windows 11 Insider Preview CanaryをVMware Fusion環境に導入したお話)

そのまとWin11 Microsoft Windows 11
そのまとWin11

せっかくApple M1搭載まくぶくえあに乗り換えたので、ARM版Windows 11も環境として使えるようにしておこうかな…ということで、Windows Insider登録ユーザー向けに配布されている、ARM版Windows 11 Insider Preview Canary BuildのVMDKイメージをVMware Fusion Playerでそのまま使ってみることにしました。

もうすぐWindows搭載機はMacになる夢を見ることが出来なくなってしまいますが、MacはWindows(しかもARM64版)PCになることもできるのです。これからも、ずっと、ずっと…

ARM版Win11
Created with GIMP

昨年8月からARM版Windows 11のライセンス購入に対応し、Microsoftからも公式対応のお墨付きをいただいているParallels Desktop for MacであればARM64版Windows 11(安定版)のイメージを直接ダウンロードできる機能も備わっているのですが、あいにく現状余っているOSのライセンスがないうえに、今回はあくまでお試しということで開発版の木偶人形Canary Buildを試用版ライセンスとして使用しています。

一応製品版でもこの状態で使えるが…

※Windows Insider Programで配信されているDev/Canaryチャンネル配信ビルドは正規ライセンスを所有している場合であってもインプレースアップグレードすると「試用版」扱いとなります。

つまり、ライセンス未所有(プロダクトキー未入力)の状態でも(当然)Microsoftからのサポートは一切受けることができず、個人設定が変更できないなど、一部機能制限はありますが、安定版Windows 11とは異なり、試用版として継続利用することができます。(製品版でも一応アクティベーションしない状態で使うことは出来るのですが、ライセンス違反となるため強制的に「ライセンス認証しろや禿!」という透かしが入ります。

一応試用期間はあるのですが、定期的に更新ビルドがリリースされているのでちゃんと更新していれば実質(Windows Insider Programが終了しない限りは)使い続けることが出来ます…あくまで開発ビルドなので、いくら実質無料で使えるとはいえ常用するのはお勧めしませんが…

VMware Fusion Playerでもバージョン13からARM64版Windows 11を正式にサポートし(※ただし、現時点ではまだMicrosoft公認ではないとのこと)、製品版Windows 11のイメージを直接ダウンロードする機能も備わっているのですが、今回はVMwareでサポートされていない、VMDXイメージをダウンロードしているので、一度ターミナルでHomeBrewアプリとして配布されているqemuをダウンロード・インストールして、ダウンロードした仮想ハードディスクのイメージをVMDK形式に変換する必要があります。

うるさくなくなった代わりにMSアカウント紐付けを強制するようになったOOBE
VMware Toolsをインストールすればネットワーク含め問題なく使えるように

新規マシンのセットアップを行い、仮想ディスクに変換したWindows 11 Insider Preview Canary BuildのVMDKファイルを指定すると通常通り初回セットアップ(=OOBE)が起動するので、通常通りセットアップ作業を行います(ただし、この段階だと仮想イーサネットドライバーを認識せず、アカウントセットアップの画面で詰むことになるので、「Fn + F10」を押下してコマンドプロンプトを起動した後「¥OOBE¥ByPassNRO.CMD」コマンドを実行してローカルアカウントでセットアップを続行した後、VMware Toolsをインストールする必要があります)。

公開されている仮想ディスクイメージは英語版のみですが、Windows 8以降言語パックが無料で利用できるようになったので、日本語ランゲージパックを設定からインストールすれば(ほぼ)日本版Windows 11として使用出来ます。

かつては割とARMでフルバージョンのWindowsが動くというだけでわくわくしていたのですが、今となってはmacOSもARM SoCに移行していますし、そもそもx86/x64エミュレーションが微妙なので今となってはそこまで感動はありません。

ソフト面に関してもエロゲは別にWineでも動きますし、Microsoft Office/365やGIMPといったアプリもMac版が存在するのでわざわざまくぶくえあでWindows 11を使う理由もないのですが、まぁせっかくなのでWindowsマシンとしても使えるようにしておこうかなと…

RAM 8GBモデルなので、Windows側に割り当てられるのはシステム要件ギリギリの4GBまでとなりますが、それなりに動いてくれます。少なくともOffice(Microsoft 365 Personalだと最大5台まで同時利用できるので一応入れた)やGIMPを動かす分にはシンクパヨやレッツノーヨとほぼ同じようなパフォーマンスで動くのですが、そもそもリュックにそのシンクパヨやレッツノーヨ、やろうと思えば仕事も出来るゲーム機、あやあやえあえあもいるのでry

多分当面まくぶくえあのためにWindowsのライセンスを買い足すことはないでしょうね・・・

関連リンク

VMware Fusion Player 13(個人利用であれば無料):VMware

The Windows Insider Program:Microsoft

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