取り扱い開始から10年目にしてようやくソフトバンク版おぺりぺりのOSアップデート保証提供期間がグローバル版と同等に − 2022年モデルに2回目のアップデートとなるアンヨヨイヨ 14の配信が開始

10年かかってやっとOSアップデート期間がグローバル版と同等になった禿版おぺりぺり ガジェット関連
10年かかってやっとOSアップデート期間がグローバル版と同等になった禿版おぺりぺり

ソフトバンク版おぺり5 IV・おぺり1 IV・おぺり5 IVの3機種に同キャリアとしては初となる2回目のOSアップデートが配信開始されています。

長年グローバル版はおろか、国内他キャリア版と比較してもアップデートにやる気を感じられなかったので、「ソフトバンク版おぺりぺりを購入するのはお勧めしない」という記事を近いうちに投稿しようと思っていたので、正直この3機種に2回目のOSアップデートが降ってきたことに驚いています。

投入当初からアップデート提供にやる気を感じられなかったソフトバンク版おぺりぺり

おぺりZ3

ソフトバンクがおぺりぺりを取り扱うようになったのはちょうど10年前に発売した名機、おぺりZ3からですが、その頃から2022年発売モデルに至るまで、なぜか「OSアップデートは一回しか提供しない」という方針を続けてきました。

おそらくソニーの判断ではなく、ソフトバンクの意向でこういう方針を続けていたのではないかと予想しています。

酷いよお
グローバル版やドコモ・au版がアンヨヨイヨ 6.0に更新される中、唯一アンヨヨイヨ5.0で終わったおぺりZ3

2014年の時点でスマートフォンにおけるOSアップデートの重要性がようやくキャリアにも理解されてきた時期だったので、ドコモ、au向けに投入されていたおぺりぺりはグローバル版に準拠する形で2回OSアップデートをきっちり提供していたのですが、ソフトバンク版はミッドレンジモデルであろうがフラッグシップモデルであろうが1回でOSアップデートの配信が打ち切られていました(さらに言えばセキュリティアップデートの配信期間もえらく短めでした・・・)

当時は元々アインホホを独占販売していたこともあって、アンヨヨイヨ端末はあまり売り込みたくないんだろうなぁ・・・と考えていたのですが、同じソフトバンク向けモデルでも銀河ちゃん(S6シリーズしか投入されませんでしたが・・・)やあくおすなどはちゃんと最後までOSアップデートが提供されていたため、なぜおぺりぺりだけこういう方針を続けていたのが謎でした。

おぺりぺりのOS更新には素のアンヨヨイヨに含まれているものだけでなく、Video ProやPhoto Proなどソニー製アプリのアップデートも含まれていて、ソフトバンク版だけ新機能が使えなくなるという悲惨な状況になっていましたが、2022年モデルからはようやくそれが解消されました。長かった・・・というか遅すぎるんだよ禿!

あぁ・・・次はOSアップデート期間の延長だ・・・

ただし、おぺりぺりの場合そもそもグローバル版も含め、既にOSアップデートが2回しか提供されないのは短すぎるので、そろそろ3年以上に延長すべきだと思っています。

かつては新製品を売り込みたいというメーカーの意図もあって、メーカーによっては短期間でOSアップデートを打ち切る場合もありましたが、現在ではSoCの性能が大幅に向上した結果、バッテリー寿命を別にすれば2年以上運用することが可能な端末が増えてきているだけでなく、持続可能性(サステナビリティ)への取り組みも重要視されるようになったため、SamsungやXiaomiではミッドレンジモデルも含め、長期的にOS・セキュリティアップデートを提供する端末メーカーも増えてきています。

残念ながら中華メーカーの場合だと、ファームウェアをメンテナンスするだけの余力は無いのか全く改善されていませんが・・・(未だセキュリティアップデートすら配信されない場合がほとんどです。アンヨヨイヨ12以降であればGoogle Play セキュリティアップデートにより、ある程度脆弱性の修正が可能になっていますが・・・)

ここまでやれとは言わないが・・・
ここまでやってくれとは言わないが・・・

GoogleのおぴくちんもOSアップデートだけは「3回のみ」とリファレンス端末も兼ねている割に短めに設定されていましたが、昨年発売したおぴくちん8シリーズでは一気に延長された結果、なんと最大7年間OSアップデート・セキュリティアップデートが提供されることになりました。

ASUSやシャープもそうですが、もはや「2回“しか”OSアップデートが提供されない」というのは「長期的に使わせる気が無い」という意思表明でしかないので、そろそろ延長を検討すべき時期に差し掛かっていると思います。本当にユーザーのことを考えているのであれば・・・

ようやくソフトバンク版おぺりぺりもお勧めできるようになった

おぺりぺり全体としてのOS・セキュリティアップデート提供時間の短さは気になるものの、これでようやくソフトバンク版おぺりぺりも普通にお勧めできるようになりました。

特にソフトバンク版おぺりぺりは投げ売りされていることが多く、中古市場でもドコモ・au版やソニー自身から販売されているオープンマーケット版と比較すると異様に安価な価格設定になっているので、他キャリア回線を使用している方も5万円台まで下がってきているおぺりIV 5あたりは魅力的な選択肢になるのではないかな・・・と思っています。

できれば2023年モデルのおぺり5 V・1 V・ 5Vや、今年投入される新モデルもそのスタンスを継続してほしいところです。正直ソフトバンク側の対応が遅すぎて今更感すらあるので・・・

関連リンク

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