以前も記事にしましたが、今のGoogleはもはや検索サイトとしては完全に死んでいると思います。昨年の10月と今年の3月に実施されたコア・アップデートで昔から真面目に頑張っているガジェットブログが軒並み苦しい状況になってしまったのもそうですが、一般ユーザー目線から見ても詐欺サイトやくその役にも立たないアフィブログばかりヒットするようになり、もはや検索サイトとしての役目を果たさなくなってきました。
例えば先日購入したLAVIE NEXTREAME Carbonの情報を調べようとすると、1ページにおそらくYahoo!オークションやじゃんぱらさん、イオシスさんの商品ページをそのままコピペした詐欺サイトが普通にヒットしてきます。検索結果で確認出来る詳細を見れば明らかおかしい(パソコンの販売ページなのに衣服の紹介文が掲載されているなど)のはわかるのですが、一般ユーザーだと普通にだまされてしまうと思います。
もうとうの昔に昔に消滅したと思っていた「調べてみました」ブログやレビューという言葉の意味を理解していない自称スペックレビューサイト、製品の広告にしかなっていない偽HowTo情報なども平然とトップに引っかかるようになっているので、正直これなら検索しない方がマシです。
創設者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏がGoogleをサービスインしたきっかけは「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスしやすくする」ことを目標にしていましたし、ローンチ当時のGoogleは実際に知りたいことを的確に探し出してくれる、素晴らしい検索サイトでしたが、もはや「知りたい情報を見つけられない上に詐欺に引っかかる確率が高いクソの役にも立たない自称検索サイト」に成り下がっています。
一応3月のコアアップデートで低品質なサイトを排除した・・・とのことですが、正直より危険な詐欺サイトがトップページにヒットするようになったので、実際には「中身はどうでもいいのでSEO対策をしっかりやっているサイト」が優先されるようになっただけなのでしょう。いまのGoogleにとって素敵な文章を書いている人より、詐欺だろうが嘘情報だろうがとにかくSEO対策をしっかりやっているほうが優良サイトということなのでしょう。くだらねぇ検索サイトになっちゃったなぁ・・・
「邪悪になるな(Do Not Evil)」というのが昔からよく知られるGoogle非公式スローガンですが、もはやGoogle自身があれだけ嫌っていた「Evil」そのものになってしまっているのは皮肉ですね・・・
関連リンク
DuckDuckGo(個人情報を一切トラッキングしない方針で運用している検索サイト。正直MicrosoftのBingも似たような傾向にあるので、代替サイトを探しているのであればこちらがおすsめです)
コメント