
発売当時から気になっていたニンテンドーすいちっちー2版「4PGP」を購入したのでレビューいたします。
ちなみに初代すいっちっちー用もリリースされています。
概要を述べよ

90年代に稼働していたアーケードレースゲーム…具体的には「リッジレーサー」「バーチャレーシング」「デイトナUSA」「セガラリー・チャンピオンシップ」「セガ・ツーリングカー・チャンピオンシップ」などにインスパイアされた、F1をモチーフにしたレースゲームです。
海外でもこの辺あたりは稼働から30年を迎えた今でも高い人気を誇るまさにレジェンダリーレジェンド(カグヤ様かな?)なタイトルということもあり、PC(Windows)でもすちむーなどでインディーズメーカーによる類似タイトルは多数リリースされているのですが、今回紹介する「4PGP」はそもそも“本物の”リッジレーサー、セガラリー、セガ・ツーリングカーなどのかのあゆにとってもマスターピースになっている超絶名作に関わられた佐々木建仁さんが監修を行っているということで、ある意味では「本物」とも言っていい作品と言ってしまってもいいかもしれません。
さらにいえば同じく本作に関わっているジョナサン・マロール氏はこちらも超名作「テストドライブ・アンリミテッド」の開発に携わったお方です。すげー…
超絶懐かしい空気感

前述の通り、アイルトン・セナやミハエル・シューマッハが活躍していた90年代のF1がモチーフとなっており、コース・車種ともに実名でこそないものの「どこかで見たことがあるようなレイアウト」のコースと「どこかで見たことがあるフォーミュラーカー」が多数収録されています。なんとなくこの辺も90年代アーケードレースゲーっぽさが感じられてかなり刺さるのですが…
収録されているモードは各国のレースを転戦する「チャンピオンシップ」モード、好きなコースを選択して走る「シングルレース」、敵車抜きでひたすら最速を目指す「タイムアタック」が用意されています。このうち「チャンピオンシップモード」は優勝することで追加車種がアンロックされます。
「クイックレース」はもちろんのこと、「チャンピオンシップ」モードもセガラリーやセガ・ツーリングカーと同じく転戦するコースは3つのみとなっていて全体的に短時間で楽しめる作りになっていて、この辺も1~200円でどれだけプレイヤーを楽しませるか試行錯誤していたころのセガレースゲーっぽくていい感じ。
グラフィックはさすがにポリゴンむき出しというわけではないものの、RTX 2050世代のGPUを搭載するすいっちっちー2版でも全体的にModel3基板っぽい感じになっていて初めてプレイしたのにもうずっとプレイしたような、懐かしい感覚になってしまいます。

モチーフがモチーフなので「リッジ」や「デイトナ」「セガラリー」とは異なり派手にドリドリするのではなく、「バーチャレーシング」や「セガ・ツーリングカー」、「インディ500(そろそろちゃんとした移植版を出してくれ…)」と同じくコーナー直前でしっかり減速するグリップ走行で走るのが基本。現実のF1ではレギュレーション違反になりそうなニトロシステムも実装されていて、コースに配置されているピットレーンを走行することで回復できるようになっています。なお残念ながらピットクルーはいませぬ…
BGMはチェックポイント通過時のみ再生されるようになっています。この辺はまんま「バーチャレーシング」ですね。というかそもそもBGM担当されてる方も本物の「バーチャレーシング」に関わった河村知之さんなのでやっぱりこれセガレースゲーそのものじゃねえか!これで光吉ボイスも収録されていたら完璧だったのですが、光吉さんは現役でセガの歌うサラリーマンとして活躍されているのでしゃーない…
まとめ ― 今のアーケードレースが失ってしまったものがここにはある
「4PGP」はマイニンテンドーストア(すいっちっちー・すいっちっちー2版)で販売中となっていて、プラットフォームごとの価格は以下の通りとなっています
すいっちっちー版:1,980円
すいっちっちー2版:2,480円
※すいっちっちー版は500円ですいっちっちー2版にアップグレードできる「アップグレードパス」も販売されています。
好きな方も多い作品ですし、個人的にも面白いとは思っているのですが今のアーケードレースゲームでは”唯一”の存在になってしまった「湾岸ミッドナイト」シリーズ、「頭文字D」シリーズが個人的にやりこむレベルまではまり込めないのは「ワンコインで完結できなくなったから」だったりするんですよね…「マリカー」?あれは別ジャンルだし…「アスファルト9」?いやあれすまほんでできryというかまだ稼働してたんだあれ…(ぉ
そういう意味でも今回レビューした「4PGP」は古き良きアーケードレースゲームそのものっぽい作りになっていて、出勤時や寝る前などの空いた時間に気軽にプレイできるのも個人的にはかなり刺さりました。あと全体から漂うセガ感も…
まもなく最新作「ホライゾン6」がリリースされるフォルツァシリーズや、グランツーリスモシリーズはもちろんのこと、前述の湾岸ミッドナイトシリーズや頭文字Dシリーズとも方向性が違う作品なので今の若い世代のプレイヤーさんだと物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、かのあゆのように「デイトナ」「セガラリー」をいまだに心底愛している方であればかなり刺さると思いますし、とにかく安価なのでおすすめです。

なおそもそもかのあゆが初代すいっちっちーを購入したきっかけはこれをやりたかったから“だけ”だったからなのですが・・・モチーフ元の一つとなっている「バーチャレーシング」も2019年にオリジナルとなったアーケード版のソースコードから60fps化などのアップグレードを果たした上で“完全移植”されているので、こちらも買うのだ・・・
すいっちっちー2環境だと解像度が上がったせいかさらにいい感じになっています(その代わり元のアーケード版が30fpsで解像度も704 × 480だったりするので逆に違和感を感じるという変な事態になってしまいましたが・・・)


コメントを残す