macOSではNTFSでフォーマットされたドライブのマウント自体は出来るのですが、デフォルトの状態ではディスクへの書き込みが出来ません。NTFSでフォーマットされたドライブでデータを書き込めるようにするにはサードパーティ製のソフトウェアが必要になります。
有名な物ではWindows向けイメージバックアップソフトをリリースしていることで知られるParagon Software社の「NTFS for Mac」がありますが、市販ソフトなので価格が約4,000円と少しお高めなのが難点・・・(一応10日間無料で使用出来る体験版もあります)。
そこでお勧めしたいのがフリーソフトとして公開されている「Mounty」です。NTFS for Macと同じく、NTFSでフォーマットされた外付けUSBメモリ、HDD、SSDの書き込みを行えるようにするソフトで、Intel CPU搭載Macだけでなく、最新OSであるmacOS 14 sonomaがインストールされたApple Silicon搭載Macでも動作します。
動作させるにはMounty本体だけでなく、「macFUSE」とNTFSをサポートするカーネルドライバー「NTFS 3G for Mac」が必要になり、Apple Silicon Macではセキュリティオプションを変更してサードパーティ製ドライバーの読み込みを許可する必要はありますが、HomeBrewを使用すればこれらのアプリも一括でインストールしてくれます(詳しい手順などは公式サイトを参照してください)。
実際にかのあゆの環境でもNTFSでフォーマットされた外付けSSDの読み書きを行えることを確認しました。本来であればOSレベルでNTFSの読み書きをサポートしてくれればそれがベストではあるのですが、Windows PCとMacで外付けSSD/HDDを共有するのであれば重宝するのでおすすめです。
関連リンク
Mounty:公式サイト
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