Vision Proは別にオフィスユーザーに売り込んでいるわけではない − VR・MRヘッドセットとエロコンテンツのお話

GIZMODEというガジェットメディアは昔から「？？？」と思えるような記事が配信される事がありますが、たまたまXを眺めていたら「林檎のVision Proでエロコンテンツがないことに嘆いている人が多い」という本家GIZMODEの翻訳記事の内容が色々とアレだったので正直な感想を吐き出しておこうとおもいます。

記事の内容としては「Vision Proにアダルトコンテンツ（無論海外での話なのでエロゲのことではない）がない！」ということを掲示板サイトのRedditで嘆いているユーザーが多いというものなのですが、それに対して「林檎はVision Proをオフィス向けに売り込んでいるからアダルトコンテンツが配信されていないのはしゃーない」とまとめていたので、これを書いた方は本当に林檎製品を触った事がある方なのかな・・・と思ってしまいました。

エロぜってー許さないマンというスタンスはVision Proが初というわけではなく、2008年にApp Storeがローンチした時点からそうでしたし、これまでもアダルトコンテンツを含むアプリがリジェクトされた、というニュースは何度も報じられています。

ちなみに独自アプリ以外からもアプリを導入できるMacは1984年に生まれた頃から、外人さんが喜ぶ実写風味のアダルティなおねーさんが色々する（意味深）ゲームがリリースされていて、日本でもかつては「野々村病院の人々」などのエロゲが移植されていましたし、マルチメディア（死語）ブームの頃はMac系の雑誌でアダルティなVideo CDが紹介されていることもよくありました。~~あくまでPC雑誌なので小学生時代、普通に購入出来たのですがこの頃から既にかのあゆはにじろりこんだったのでry~~

多分林檎としては当時からあんまりそういう方面で使ってほしくなかったんだろうなぁとは思いますが・･･

ｱｲﾝﾎﾎやあいぱよでひよりんとひよひよしたい方はこちらの記事をどうぞ。

GIZMODEの理論通りだとｱｲﾝﾎﾎやｱｲﾊﾟﾖ、りんごどけー、林檎TVもコンシューマーではなく、ビジネスユーザーをターゲットにしている製品ということになってしまいますが、いずれも初代モデルの発表から現在に至るまでそういう売り込みかたはしていませんし、今回のVision Proもどちらかといえばコンシューマーユーザーに売り込んでいるように見えるんですよね。~~そもそもまだAR・MRヘッドセットを業務に使うような段階ではないし。~~

もちろんMRヘッドセットという製品の性質上、「そういった」方面で実用（意味深）したいという方も多いでしょうし、実際他社製品ではそのようなコンテンツも配信されているのでソース元になっているRedditの性欲を持て余している~~パイナップル~~人たちを責める気は全くありませんし、中にはVision Proが初めての林檎製品という方もいるとは思うのでApp Storeでアダルトコンテンツの配信を一切許可していないなんて知ったことか!と思う気持ちも理解出来ますが、仮にもかつて勝手にプロトタイプｱｲﾝﾎﾎ4分解なんて大事件を起こしている、それなりに名の知れたガジェットメディアであるGIZMODE（本家、JAPAN両方）が「Vision Proはオフィス向けに売り出しているからアダルトコンテンツが許可されていなくても仕方ない」ととんちんかんなことを記事に書いてしまうのはどうなのかな…と思っています。

なお別に3Dにこだわらなければ普通に販売されているそっち系の動画をVision Proで鑑賞することはできますし、多分普通にモニターで見るよりは臨場感（意味深）あるんじゃないかなぁと。知らないけど。

VHSにせよ、DVDにせよ「エロ」がプラットフォームを成長させたのは事実です。VR・MRヘッドセットもそういう使い方をしたいという気持ちは当然理解できますが、えっちなコンテンツも楽しみたいという方はMetaが販売しているQuest3をどうぞ。

林檎がこのスタンスを変えることはおそらく今後もありませんし、セキュリティリスクを負って50万するデバイスを脱獄する必要性も特にないので･･･（おそらくVision Proも脱獄する手段は今後出てくるとは思います。そういうことが大好きというギークな人は世界中にいますし、かのあゆ自身今でもそういう記事が出るとわくわくします。ただ実際にやりたいとはもう思えなくなってしまいましたが･･･）

･･･Windows Mixed Realityってむしろ「そっち」方面でも売り込んでいればもしかしたら成功していたのでは･･･?（ぉ