Blueskyを使ってみた感想 ーいい意味で「かつてのTwitter」っぽいSNS。好きなことをつぶやくのが危険になった今のXから本格的に移行を考えてもよさそう

招待制をやめて誰でも参加できるようになったBlueskyのアカウントを作成して1日が経過しました。正直デイトナUSA好きからすると、スカイハーーー!と歌いたくなるそのサービス名からして刺さるのですが、そういう話は抜きで正直イーロンが破壊したXから本気で移行していいかな・・・と思っています。

実は今のアカウントの運用期間は長い

もうもはや全て別物とかしてしまったX…もとい、旧Twitterのアカウントを作ったのはサービスを開始した2007年からになります。

始めたきっかけは当時コテハンを名乗っていたLeaf・Key掲示板(通称“葉鍵板“)のIRCチャンネルで「なんか140文字で好きなことをつぶやけるミニブログが始まったよー!」と話題になっていたのがキッカケでした。

ちょうど無印リトバスが発売した時期でしたね…仲の良かったコテハンさんとはほとんど疎遠になってしまいましたが、かのあゆにとっては大事な思い出なので今でも当時のログをOneDriveに保管しています。

サービス開始直後だったので、日本語を含む2バイト文字でのやり取りはサポートされていました。

当時は公式アプリはおろか、サードパーティ製アプリすら存在していませんでしたが、「思いついたことを好きにつぶやける」というコンセプトが斬新だった記憶があります。

2007年といえばすでに日本ではmixiがサービスを開始していて全盛期と言える状態でしたし、2004年頃にはブログも一般ユーザーに認知され始めていて、かのあゆもこの頃から今のブログを始めていましたが、とにかく思いついたことを気ままにつぶやけるというコンセプトは今までなかったので、斬新に感じられました。

それから程なくして当時PDA・スマホ向けOSとして普及していたWindows Mobile(Windows CE)やPalm OSに“非公式“のクライアントが有志の開発者の方からフリーソフトとしてリリースされ、国内大手メディアでも紹介されたこともあって2008年頃には公式でも日本語ページが用意されただけでなく、一般ユーザー層にもその存在が認知されてきました。2008年に林檎がApp Storeをローンチした際は非公式クライアント「Twitffic」がすぐトップになりましたし、かのあゆも初代アイポヨタッチで愛用していました。

いろんな趣味の人と繋がれたのはいい思い出

ローンチしてから2010年代くらいまでは、本当に好きなことを気ままにつぶやけるミニブログというスタンスを貫いていて、かのあゆ自身ガジェット方面だけでなく、セガオールドレースゲーム、洋楽、エロゲなど、色々と多趣味だったため、いろいろな方と繋がる事ができました。

クドわふの素晴らしい音楽を担当したしみっちょこと清水順一さんと、クーニャのことではなくデラニー・アンド・ボニーの話題で一時的に繋がれたのは本当に幸せでした。

アレンジアルバム「アルビナ」がデレク・アンド・ドミノスの超絶名盤、「Layla」由来だったのを本人から直接聞けたのも嬉しかったですね・・・クーニャとエリックが繋がったってことでもあるし!

かのあゆの発言がアレなので、中には合わなくてお別れしてしまったフォロワーさんもいらっしゃいましたし、性格上どうしても気になってしまうこともありましたが、あくまでネット上での繋がりでしかありませんし、合わないのであれば無理につきあってお互い不快な思いをする必要もないので今では割り切っています。

ただそういう事があったにしても、基本何かを気にする事なく、自分が考えていることを気ままにつぶやけるという点はずっと変わっていませんでした。少なくとも数年前までは・・・

今の世界情勢とイーロンが全てを終わりにした

いわゆるバカッターやYouTuberが話題になり始めたあたりから、すでに「好きなことをつぶやくと炎上してしまう」という風潮になっていましたし、Twitterが原因で大事な命を経ってしまった人、エンカすらしたことない他人をボロクソ叩いて追い詰める変人が出てきていましたが、本格的にTwitterが危険なプラットフォームに変化したのはやはり2021年のイーロン・マスクによる買収がきっかけになったのではないでしょうか。

そもそもイーロン・マスクという人自体、色々変にズレた人ではあるのですが、建前上「Twitterを安全な場所にしたい」としていたのは大嘘で、本心はTwitterを俺のおもちゃにして壊したいというものだったので、確かにbotは排除されたものの、観覧数に応じてリアルマネーを稼ぐ事ができるインプレッションなんていうどうでもいいシステムを設けたおかげで有人インプレスパムbotを多数生み出すという結果になりましたし、自分で命を経とうとしている人を阻止することすらやめ、明らか有害なエロアカウントも放置されてしまっている悲惨な状況になっています。

さらにいえば日本だけでなく、世界的に暗い風潮になっていることもあって「知らない他人を平然と罵倒する」「明らかフェイク情報を垂れ流す」「好きなことを呟くとどうでもいいことをつっこんで叩く」ユーザーが増えてきた印象を受けます。

トドメを刺したのはガジェット界隈ではなく、エロゲ界隈のユーザーが病んでしまった方をさらに追い詰めている(おそらく全く関わったことすらない)ユーザーを見かけてしまい、それが相互フォロワーさんだったことを知った時点でプラットフォームとしての終わりを感じました。正直、イーロンが破壊した今のTwitter…もとい、Xで好きなことをそのまま呟くのは自殺行為と言ってしまっても過言ではありません。

今のBlueskyは初期のTwitterと同じ空気感を感じる

かのあゆ自身、イーロンが好き放題に破壊してからのXはそこまで未練はありませんし、未だ絶対的なユーザー数が多い関係で今でも仲良くしてくださっているフォロワーさん、企業ユーザーさんもいらっしゃるので今のところ完全にやめる気はないのですが、思い入れのある今のメインアカウントが万が一、何らかの理由で凍結されてしまった場合はライター、個人ブログ記事広報アカウントのみ残して個人の方は他所に移行してしまっても良いと思っています。

以前からそういうことは考えていたので、Mastodon(Pawoo)、Misskey、Threadsのアカウントを作ったのですが、腐っても使い勝手は乗っ取り前のままで移行していないユーザーさんも多い関係でXから完全移行するには至りませんでした。

ただ今回一般ユーザーに開放させたBlueskyはいい意味でローンチ直後の、本当に好きなことを気ままにつぶやけたTwitterの雰囲気そのものです。

Xのフォロワーさんも何人かアカウントを作成してフォローしてくださっているので、正直今から徐々にメインアカウントはBlueskyに移行してしまっても良いかな・・・と思っています。

もちろん招待制をやめたことでXから移行する方も増えてくるので、いずれ同じ運命を辿る可能性もありますが、その時はまた好きなことを気ままに投稿できるプラットフォームに移行するまでです。かつての2ちゃんねる、mixiもそうですが、永遠に続くプラットフォームなんて存在しませんし、不快になるプラットフォームを使い続ける義理もありませんから・・・

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