おしゃみ13Tで久々に「Need For Speed Carbon」（Wii版）をプレイし始めたお話ー第2期NFSシリーズ最終作

おしゃみ13TでGC・Wii版NFSシリーズが快適にプレイ出来るということで、十数年ぶりに「Need For Speed Carbon」（日本語版）をプレイし始めました（海外版になりますがWii版Undercover、GC版MW 2005も同時プレイしているので、そのうち取り上げたいと思います）。

リアルタイムではPS2版、PSP・GBA版（”Own The City“、ストーリーが据え置き機・PC版とは別になっています。GBA版は日本未発売）、PC版をプレイ済みで、Windows版は自宅を探せば今でもインストールディスク自体はあるはずなのですが、本作だけWindows 7以降のOSだと正常に動かないので（Vista用パッチを当ててもダメでした･･･）、最後にプレイしたのは2009～10年頃が最後だったような記憶があります。

2004年の「Underground」から始まった第2期NFSシリーズ最終作で、ストーリーは前作「Most Wanted（2005）」の続き、ロックポートから逃げ切った主人公がかつて過ごしたパルモント・シティに戻ってきたところから始まります。

登場人物はほぼ入れ替わっていますが、前作から引き続き「クロス」が本作でも重要人物の一人として登場します（日本語版では基本的に担当された声優さんがクレジットされていないので、今でも確証が持てないのですが、発売当時2chに建てられていたNFSCスレの情報では「レイズナー」のゴステロやワンピースのリク・ドルド3世（諸事情により、後に銀河万丈さんに交代）などを演じられていた広瀬正志さんではないかと言われています。

なお明らか本人と特定できるのはラスボスの「ダリウス」を演じられている平田広明さんと「ネビル」を演じられている島田敏さん）。

あいぼぉぉぉおぉぉ！あいぼぉぉぉぉぉぉおおｘ！うわぁぁぁぁぁーーーー！ｳﾜｧｧｧｧｧｧｱｱｱｧｧｰｰｰ！

せっかく“レーザー”ことクラランス・カラハンから取り戻した相棒、BMW M3 GTR（E46）は序盤で廃車となってしまうため、本作ではチートツールを使わない限りチャレンジシリーズでしか乗ることが出来ません。

とはいってもこれ以降NFSの象徴とも言える車になってしまったため、全然関係ない「Real Racing 3」含めほぼかならず収録されるようになってしまいましたが･･･

基本システムはMW 2005を継承していますが、新たに峠でのレースを再現した「キャニオンバトル」が追加されています。

PS2版・Wii版（と海外でしかリリースされなかったGC版）ではバックミラーとリアルタイム3Dを使ったムービーシーンにおける登場キャラクターのモデリングデータ、ボスバトルで表示されるキャラクターウィンドウが削除（正直これはプレイしていて邪魔な上、特にダリウス戦では無性に腹が立ってくるので正直いらないかなぁと･･･）されている点を除けば内容はほぼ同一です。

ただWii版はハードのローンチとほぼ同時にリリースされたタイトルだったので、サポートされているのは純正コントローラーのヌンチャクのみとなっていて、実機ではハンドルのように傾けて操作できるのですが、Android向けWii・GCエミュレーター「Dolphin」では標準設定だと「上下に傾けてハンドル操作」とえらくやりづらい設定になっています。

正直やりづらいので、オプションで「アクセル・ブレーキ操作をジャイロ操作、ハンドルはスティック割り当て」に変更しました（一応実機のコントローラーもサポートしているので、せっかくなので秋葉のジャンクショップ当たりでも廻って探してもいいかな･･･とは思っています）。

続編の「ProStreet」でもヌンチャクしかサポートされていない上、キーマップ変更すら出来ないので･･･（Undercoverでは普通にレバーがハンドル、ボタンでアクセル・ブレーキ操作を行うよう、デフォルトの割り当てが変更されています）。

「Most Wanted（2005）」が今でも愛される名作となったのに対し、続編のCarbonは一部リソース（警察無線ボイスなど）を使い回していたこともあり、あまりぱっとしない印象でしたが、個人的にはこの空気感は今でも大好きです。アルファ・ブレラとかクライスラー・300Cなど、以降の作品ではあまり取り上げられない車種も収録されていますし。

パルモント・シティのマップと一部登場車種のモデルデータは後にリリースされた基本プレイ無料のオンラインゲーム、「Need For Speed World」（サービス終了済み）でも流用されています。