アインホホ(iOS 11以降)の標準カメラアプリでデフォルトの画像フォーマットに設定されている「HFIF」をWindows環境で観覧するには無料でダウンロードできる「HFIF画像拡張機能」だけでなく、ビデオコーデックの「HEVCビデオ拡張機能」のインストールが必要で、2023年夏頃より「HEVCビデオ拡張機能」のみ有料化(税込120円)しましたが、Windows 11 2022 Update(22H2)以降のバージョンであれば2024年3月現在も無料ダウンロードできるということだったので、現時点で安定版としては最新バージョンとなるWindows 11 2023 Update(23H2)環境で確認してみました。なお「HEVCビデオ拡張機能」を一度も購入していない状態で確認しています。
まずそのままの状態で「HEVCビデオ拡張機能」がインストールされているか確認してみました。画像を見るための「HEIF画像拡張機能」はインストールされていますが、ビデオコーデックの「HEVCビデオ拡張機能」はインストールされていません。Windows 10/Windows 11 21H2まではこの状態だとHEIF・HEIC形式の画像を取り扱うことは出来ないため、「HEVCビデオ拡張機能」も一緒にインストールする必要がありました。
ただし、その「HEVCビデオ拡張機能」はWindows 11環境でアクセスした場合であっても有料で販売されています。え?2022 Updateでは無料という話だったのでは・・・と思われるかもしれませんが・・・
そこでアインホホを実際に接続して保存されているHEVC形式の動画とHEIF形式の画像を転送してみたところ・・・なんと普通に再生・表示できてしまいました。
つまり結論としては「Windows 11 2022 UpdateではHEVCコーデックが標準で含まれるようになったので「HEVCビデオ拡張機能」の購入は不要(ただしHEIF画像拡張機能のインストールは必須)」というのが正しい情報になります。
ただしストアでは普通に「HEVCビデオ拡張機能」が普通に販売されていて、Windows 11 2022 Update以降の環境でも購入出来てしまうので、Windows 10時代の情報を掲載しているサイトの情報を見て間違って購入することが無いよう、注意が必要になります。ややこしすぎるのでWindows 11ではリストアップしないよう対応してほしいところではあるのですが・・・
結論:Windows 11 2022 Update以降であればそもそも最初からHEVCコーデックが含まれているので「HEVCビデオ拡張機能」の購入は不要(ただしHEIC・HFIF形式の画像を取り扱うには従来通りストアから「HEIC画像拡張機能」のダウンロードが必要)
Microsoftが公開しているWindows 11 22H2のリリースノートを見ると「高効率ビデオコーディング(HEVC)のサポート」という項目があるので、そもそも「HEVCビデオ拡張機能」を購入しなくてもHEVC形式の動画を取り扱えるようになったということになります。
ただしストアアプリの自動更新時にわざわざインストールしていることからもわかるとおり、Windows 11 2022 Update以降のバージョンでもHEIC・HFIF形式の画像を取り扱うには「HEIC拡張機能」のインストールが必須になります。
関連リンク
「Windows 11 バージョン 22H2」以降ならタダ ~iPhoneのHEIC写真をWindowsで扱う方法:窓の社
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