使い道は後で考える。今年で10周年を迎えたペリトラ君を今更購入し直したお話

やっぱり名機 ガジェット関連
やっぱり名機

ガジェクラという生き物は気になる端末を見かけたらすぐ確保してしまう宿命にあるのですが、先週土曜に(年内最後のキング牛丼を食した日)板橋区内にあるハードオフでジャンク品として販売されていたペリトラ君(Xperia Z Ultra)のWi-Fiモデル(SGP412JP/B)を購入しました。本当は通電しなくなってしまったノートPC(FMV LIFEBOOKの古いモデル)だけ購入するつもりだったのですが・・・結局こうなってしまいました。

左のペリトラ君は死体

ペリトラ君は今年で発売からちょうど10周年を迎えたモデルで、国内ではau版「SOL24」と携帯電話としての機能をオミットした「SGP412JP」の2モデルが投入されています(当初ドコモ向けモデルも用意される予定だったようで、プロトタイプユニットと思われる実機(docomo XJロゴ入り)の写真も出回っていたのですが、結局キャンセルされています)。

当時通話可能な端末としては珍しい6.4インチの大型モデルで、電子書籍を読んだり動画コンテンツを消費するにはちょうどいいサイズ感でガジェットマニアから高い人気を誇っていました。

一代限りでモデル消滅となり、後継モデルを待ち望んでいる「ズルトラ難民」を数多く出すことになった罪深い端末でもあります。結局ペリトラ君の後継モデルなんて10年待っても出なかったよ!ハハッ!

発売当時アジャイルメディア・ネットワークが主催するXperiaアンバサダープログラムのイベントで実機をお借りしていろいろレビューを個人ブログで書かせてもらいましたし、2~3年ほど前にもau版SOL24を購入しているのですが、現在では手元に起動不可の完全文鎮しか残っていないのと、ジャンク品として販売されている理由が単純に「古いから」だけだったのでほぼ即決で購入してしまいました。あとやっぱり名機ですからね。ペリトラ君。いろいろ想い出もありますし。

ペリトラ君のWi-Fiモデルは日本国内のみ存在していて、au向けSOL24との差異は「ワンセグチューナー非搭載」「電話アプリが存在しない(SIMスロットがないから当然)」「おサイフケータイ非対応(NFC Type-A・Bには対応)」「SoCがモデム非搭載のSnapdragon 800 APQ8074に変更されている」となります。この時期のアンヨヨイヨ端末はあまりOS・セキュリティアップデートが積極的に提供されていなかったこともあって、グローバルモデルではアンヨヨイヨ 5.1.1 ロリポッポまでアップデートされていますが、国内向けモデルではau版SOL24・Wi-Fi版SGP412JPともにアンヨヨイヨ4.4.2 キッヨカッヨまでとなります。

SOL24であればワンセグ・おサイフケータイは利用できなくなるものの、グローバル版のROMに入れ替えることも可能ですが、SGP412JPは前述の通り国内専売モデルで、SoCの使用も微妙に異なるためCellularモデルのROMを焼くと文鎮化するほか、ブートローダーアンロックも出来ませんしカスタムROMも存在しません(セルラー版ペリトラ君であれば一応アンヨヨイヨ13ベースのカスROMが存在しているようです)。

キッヨカッヨはすでにGoogle純正アプリのサポートが終了していますし(アンヨヨイヨ 4.0.3以前とは異なり、一応現時点ではGoogle Play Storeの利用自体は可能です)、サードパーティ製アプリもほとんど対応していないのでアンバサダープログラムでお借りしていたときにチケットをもらったため電子書籍を大量に買いまくったソニーの「Reader」はもちろんのこと、Amazonの「Kindle」もインストールできませんし、プリインストールされているYouTubeアプリやGoogleマップアプリもとうの昔にサポートが終了しています

しぃしょおおおおおおおおおおおおおおおー!

ただ林檎音楽やYouTube Music、Google Play Books(Gガンのコミカライズ版しか買ってない・・・)はかろうじでアンヨヨイヨ 4.4.2をサポートしているバージョンをインストールして配信されているコンテンツを楽しむことが出来ますし、前述のFacebookやYouTube、XといったWEBサービスもGoogle Chrome経由であれば(バージョンが古い関係でhttps接続のサイトに接続した際、証明書関連のエラーメッセージが表示されますが)利用可能で、以外と頑張れば今でも現役で使えてしまいます。Perfect Viewerなどのサードパーティアプリをインストールすれば自炊した電子書籍を楽しむことも可能です。

そもそもこの世代のおぺりぺりに提供されたアンヨヨイヨ5.x ロリポッポは当時ろりこんぱくと(Xperia Z3 Compact)で使用していましたが、動作がもっさりしていていまいちという印象でしたし、現行バージョンに近いアンヨヨイヨ13だと今となってはエントリー端末以下の性能になってしまったSnapdragon 800だとあまりに重荷すぎて実用するのは厳しいので、元々(当時の)古い端末でも軽快に動作することを謳っていたキッヨカッヨがちょうど良い気がします。

前述の通り、すでに発売から10年が経過していますが、バッテリーのコンディションも良好ですし、ペリトラ君のサイズ感ってやっぱり今見ても最高なんですよね・・・こんなにきれいな状態のペリトラ君がこの時代に入手出来るのも奇跡なので、大事にしていきたいと思っています。

うるせえ!

※Xperia Z Ultraの愛称は「ズルトラ」が一般的なのですが、発売当時からずっと「ペリトラ君」で推していているため、今後も変更する予定はありませぬ。

関連リンク

ペリトラ君(Wi-Fiモデル):ソニー

発売当時参加したアンバサダー・ミーティングの感想記事:かのあゆブログ(旧)

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