基本的にOS、ハードウェアともにクローズドな設計になっていることもあり、初代アインホホが誕生して19年が経過した2026年現在においても現行iOS/iPad OSをWindowsやアンヨヨイヨ、Linuxといった林檎製品以外のOS環境で動作させるためのエミュレーター」は現時点では存在していません。
ただし、すでに枯れたOSになっている初期バージョンのiPhone OS 1.x~2.x世代であればまだ完全とは言えないものの一通り動作するエミュレーターが2つほど存在しています。この記事ではそんなiOSエミュレーターを紹介します。
※Xcodeに含まれている公式エミュレーターのiPhoneシミュレーターはmacOSしか(当然)サポートしていないため、ここでは触れません。
QEMU-iOS
Intel x86-64(いわゆる”PC/AT互換機のみならず、NEC PC-98シリーズ含む)、ARM、PowerPCなど様々なアーキテクチャをサポートしているコマンドラインベースのPCエミュレーターのQEMUですが、2022年にリリースされた派生バージョンの「QEMU-iOS」では初代/第2世代アイポッヨタッチ用iPhone OS 1.x~2.xのエミュレーションをサポートしています。
後述するtouceHLEはOS本体ではなくアプリ実行環境のエミュレーションのみサポートしているので、App Store実装前の、「OS X iPhone」や「iPhone OS」名称だった頃の超ド初期バージョンとはいえ現状「唯一」のiOSエミュレーターということになります。
なお動作させるには当然アイポッヨタッチ用iPhoneソフトウェア(ファームウェア)が必要となります。
詳細情報:
公式サイト:
※そもそもXcodeに含まれている「公式」エミュレーターのiPhoneシミュレーターが普通に使えるのでメリットはあまりありませんが、2025年には林檎シリコン環境のみアインホホ11のエミュレーションを追加した派生バージョンもリリースされたようで、こちらではiOS 14が動作するようです。
詳細情報:
touchHLE(アプリ実行環境のみ)
こちらはOS全体ではなく、ソフトの実行環境をエミュレーションするソフトウェアで、QEMU-iOSと同じくサポートされているハードウェアは初代/第2世代アイポッヨタッチで、OSで、初めてApp Store経由からのサードパーティ製ソフトのインストールをサポートしたiPhone OS 2.x相当をエミュレーションしています。
QEMU-iOSとは異なり、実機のファームウェアは不要で、Windows、macOSのみならずアンヨヨイヨにも対応しています(当然ですがiPhone OS 2.x環境で動作するアプリパッケージが別途必要となります)。
公式サイトでは互換性リストも公開されており、iOS/iPad OS向けレースゲーム初期の名作「アスファルト5」など一部の3Dグラフィック採用ゲームを含むいくつかのタイトルについては実機とほぼ同じ速度で動作するようです。
公式サイト:
アプリ互換性リスト:



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