米国にて「血中酸素濃度測定機能が無効化された」りんごどけーS9/うるとら2の販売が開始されています。
これは、昨年12月から問題になっている健康医療機器メーカー、Mashimo社との特許問題による、米連邦巡回控訴裁判所(CAFC)の販売禁止命令に伴う物で、林檎側が控訴したことで一時的に米国での販売が再開されたものの、再延長が却下された関係で1月18日以降、再度販売が出来なくなってしまうことに伴う対応となります。
VS Mashimo社とのバトゥルはあくまで米国限定での話となるので、それ以外の地域で販売されている林檎時計S9・うるとら2や血中酸素濃度測定をサポートしている、既存の林檎時計S6〜S8は今のところ影響を受けることはないのですが、このままでは米国での販売が行えなくなってしまうため、今日から血中酸素濃度機能を無効化する形で対応しています(林檎としてもこんなことはやりたくなかったようで、最終手段として考えていたようなのですが・・・)
初代モデルの発表から10周年という、りんごどけーにとって大きな節目と言える年に、こんなことで最大の魅力である健康管理機能が失われてしまうのは非常に残念に感じています。コロナ禍が落ち着いたこともあって、パルスオキシメーター代わりにりんごどけーを活用するケースは少なくなりましたが、かのあゆ自身無呼吸症候群の確認などに役立てているので・・・
なお、ハードウェア的に無効化されているわけではなく、ただ単にソフトウェア的に無効化されているだけなので、Mashimoとの訴訟問題(まさにスー・ミー・スー・ユー・ブルースだね!嫌だね!)が解決すれば米国でも再び血中酸素機能を利用することが出来るようになるものと思われます。
前述の通り、日本では現状この影響は受けないので、あえて米国向けモデルを購入するような物好きさんでもない限り、今まで通り血中酸素濃度測定が利用できるりんごどけーS9/うるとら2を新品で購入出来ます。
なおバトゥル相手のMahsimo社の社長が「りんごどけーの血中酸素濃度はクソ!つかわないほうがいいよぉ!」と発言していますが、(林檎自身もあくまで医療機器ではないとしているとはいえ)GIGAZINEさんの記事によると2021年にサンパウロ大学が市販のパルスオキシメーターと比較したところ、りんごどけーがより優れた測定値を計測していたと結論付けていることを付け加えておきます(というか、Mashimoのアルゴリズムをパクったなら、自社製品も信頼できないクソであると認めてしまっていることになると思うのですが・・・)
関連リンク
りんごどけー:林檎
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