昨年(2023年1月)全年齢対象作品としてリリースされた「ダ・カーポ5(以下D.C.5)」の18禁逆移植版となる「ダ・カーポ5 Plus Happiness(以下D.C.5 PH)」が9月27日に発売されます。おそらくこの流れだと今年1月にリリースされたファンディスク、「Feature Link」の18禁版も来年の今頃あたりにリリースされていることでしょう。
D.C.5が発表されたのはちょうど2年前となる2022年7月29日で、前作「D.C.4」と同じく当初全年齢作品として発表・発売したことや、中の人の発言などから「Circusはもうエロゲをやりたくないのでは!?」「エロゲメーカーであることをやめるつもりでは!?」と失望するファンの方の意見もTwitter(現:X)で見かけましたが、シリーズ初作となる「ダ・カーポ」のリリースからそれこそザ・ビートルズやエリック・クラプトンのアルバムよろしく同じ内容のリマスター版や全年齢移植版を乱発していた会社なので、「あぁ、多分1年後にエロゲ化するでしょ。中の人全部変更する形でな!」と予想していたのですが、まぁその通りになりましたね。
ただ、Circusがエロゲブランドを続けたいのか、それともKeyのようにエロゲメーカーを辞めて完全に全年齢作品しかリリースしないメーカーに移行したいのかどうかはわからないのですが、ちょっとこの売り方はファンに余計な論争を売るのでそろそろやめた方がいいのでは・・・と考えていたりします。
PS・SSが現役だった時代はそもそも原作に音声が入っていなかったり、「エロゲ」だけで活躍している声優さんがそこまでメジャーでなかったこともあり、コンシューマー機への移植やアニメ化する際に有名声優を起用することが多く、アニメ版とコンシューマー版を角川書店が展開していたD.C.、D.C.IIまではオリジナルのPC版とコンシューマー版(PC向け全年齢逆移植版も含む)で声優陣がほぼ異なっていたのですが、角川グループから離れ、コンシューマー版の販売元がエンターグラムに移行したうえに、エロゲメインでお仕事されている声優さんの知名度も上がってきた今となっては「最初から18禁版を出すつもりだったのであれば」よく似た声の兄弟・姉妹がいる声優さん(察せ)を最初から起用すればいいだけの話ですし、ファンにとっては「最初に聞いた声がオリジナル」というのが心理なので「こんなのXXたんじゃない!やめろ!」という意見も実際に散見されて声優さんにとってもどうでもいい風評被害を生むだけです。
正直バージョン商法とかはともかくとして、この売り方だといずれファンが離れてしまうのではないかなぁと考えていたりします。だってオリジナルの白河灯莉たんの中の人、今度の新作映画でも活躍するキュアスカイの中の人だし・・・無理に決まってるじゃん・・・
近年最初に全年齢作品として発表され、PS4・すいっちっちーでも移植版をリリースしていることからもわかるとおり、元々エロゲをプレイ出来ない中高生ファンも多いシリーズだったのは理解できますし、今でも魅力的なヒロインを生み出しているので今後も長く続いてほしいとは思っているのですが・・・
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