個人向けおさふぇと法人向けおさふぇの違いについて

「今のところ」法人向けモデルしか用意されていないおさふぇごー4 Microsoft Windows 11
「今のところ」法人向けモデルしか用意されていないおさふぇごー4

おさふぇちんシリーズは個人向けモデルの他、法人向けモデルも販売されています。製品自体は個人・法人向けモデルともに特に差異はないのですが、微妙に仕様が異なっていたりします。

なお、法人向けおさふぇシリーズはリースアップ品が大量に中古市場で出回ることがあるほか(かのあゆが所有しているおさふぇぷろ4、おさふぇらっぷとっぷ2,おさふぇごー3の超低価格ジャンク品がコレに該当します)、一応「個人事業主」扱いで個人購入も可能なようです(Dellのらちつでシリーズは個人ユーザーでも購入時、個人事業主扱いで特に追加書類の提出は不要で購入出来てしまうのですが、おさふぇはこのあたりどうなっているのか不明です・・・)

1.    OSが「Pro」である

Microsoftのオンラインサイトや家電量販店で販売されている、一般ユーザー向けおさふぇシリーズでは基本的にWindows 11 Homeがプリインストールされていますが、法人向けモデルではWindows 11 Proに変更されています。

個人利用ではおそらく使用する機会食まず少ないかと思われますが、Windows 11 ProではActive Directoryドメインへの参加、グループポリシーによるOS・アプリ設定の各種制限、妹デスクトップのサーバー機能、仮想化環境の「Client Hyper-V」などが利用できるようになっています。

特にドメイン参加、グループポリシー設定あたりは企業で投入する場合、必須になる機能なので、この辺の変更に関しては法人向けモデルとしては当然でしょう。

2.    Office「なし」モデルが購入出来る

正直、日本国内でもMicrosoft 365 Personal/Familyの利用を推しているのに未だこの仕様を続けているMicrosoft Japanの方針がちょっと理解できないのですが、法人向けおさふぇシリーズでは窓口での問い合わせが必要になるようですが、購入時に「PIPC(=プリインストール)版Microsoft Office」が付属しない構成を選択できます。

個人向けモデルでは強制的にあと2年でサポート期間が終了するMicrosoft Office 2021 Home & Businessが強制バンドルされていますが、買い切りパッケージ版より安価に設定されているとは言え、本体の価格に加え、Officeのライセンス料が上乗せされた結果、本来購入しやすい低価格モデルという立ち位置も兼ねていたおさふぇごー、おさふぇらっぷとっぷ・ごーシリーズですら他社製品であればもっと上のスペックを狙える価格設定になってしまっていますし、そもそもMicrosoft 365 Personal/Familyを契約している場合PIPC版Officeのライセンスを有効化することもないでしょう。

さらにいえばMicrosoft Office 2024のリリースも近く、今のところアップグレードパスも特に用意されていないようなので、「賞味期限が残り2年しかない買い切り版Officeを個人ユーザー向けおさふぇに強制バンドル」しているので余計悪質に感じられます。

海外では個人向けモデルでもOfficeなしモデルを選択できますし、サブスクリプションサービスが普及してきた今となっては時代遅れになってきているので、この辺なんとかしてほしいところです・・

3.     そもそも法人でしか購入出来ないモデルが存在する

前述の通り、基本的には個人向け・法人向けともに共通のモデルが販売されていますが、中には「法人向けしか存在しない」機種も存在します。例えばおそらくMicrosoft自身からも「なかったもの」にされてしまった印象が強いおさふぇらっぷとっぷ せはググレカスのChromeOSを採用するChromebookの対抗製品として投入されたため、一般ユーザー向けモデルは存在しません。

見た目的にもおさふぇっぽくない上、スペックもGemini Lake世代のCeleron N4100を搭載する低価格ノートそのものなので、一般向けに販売されたとしてもどれだけ売れたか微妙なところではありますが、おそらく教育機関のリースアップ品が出るまで中古市場に出回ることはないでしょう。なぜか希に販売されているのを見かけることもありますが・・・

法人向けモデルが先行投入されたおさふぇぷろ10、おさふぇらっぷとっぷ6、おさふぇごー4も同様ですが、この3機種はそのうち個人向けモデルも発表されるものと思われます。

4.     まとめ

そもそも個人的には「おさふぇシリーズ=壊れやすい」というイメージがあまりに強すぎるので(おさふぇぷろ4の頃から存在しているフリッカーゲート問題とか、おさふぇ本の外部GPU死亡問題など)、個人・法人向けモデル問わずあまり新品や通常中古で購入する際の選択肢には入らないのですが、法人向けモデルの方が全体的にOfficeの強制バンドルがない分、お買い得になっているように感じられます。

とはいえ、円安が進んでしまった結果、Intel N200を搭載するおさふぇごー4ですらOffice「なし」で税込86,680円からになってしまいましたが・・・

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