たまたまググレカスディスカバーに掲載されていたインプレスさん(Impress Watch)の記事を見て知ったのですが、本日「GenSpark AI」を展開しているGenSpark社がMicrosoft Office互換オフィススイート「GenOffice」をオープンソース化したうえでアルファ版を本日リリースしています。

Office互換ソフトはもともとSun Microsystems社が開発していた「Star Suite」をオープンソース化した「OpenOffice.org」から(プロジェクトをSunから買収したOracleといろいろあった関係で)さらにフォークした「LibreOffice」や、本家Microsoft Officeに近いUIと高い互換性を有することから「安価なOffice互換ソフト」としてメーカー製PCや中古PCにStandard Editionがプリインストールされることが多くなった中国メーカーKingsoft社の「WPS Office 2」などが既に存在していますが、「無駄に高い上にサポート期間が5年間しか提供されない買い切り版Microsoft Office」か、コォペェロット機能の押し売りで値上げしてしまった個人向けMicrosoft 365 Personal/Familyしか選択肢がなくなってしまった本家Microsoft Officeからの有力な乗り換え候補がここに来て新たに追加された形となります。

最初記事を流し読みしたときはLibreOfficeをベースにフォークしたアプリかと思っていたのですが、別アプリとして新規開発されたアプリのようで、対応プラットフォームは現状WindowsとmacOSのみ、LibreOffice(とその元になったOpenOffice.org)でサポートされているOpenDocument形式のドキュメントは未サポート、ソースコードが「GitHub」で公開されているほか、広告表示なし、Office互換ソフトとしてのコア機能は完全無料で利用できるようになっていて、「Genspark AI」と連携したAI機能のみアプリ内クレジットを消費する仕様となっています。

アプリとしてはMicrosoft Wordに相当する「Docs」、Microsoft Excelに相当する「Sheets」、Microsoft PowerPointに相当する「Slides」のほか、PDF編集アプリ「PDF(まんまやな……)」が利用可能となっています。

現時点ではまだアルファ版という扱いとなっている上に、既に“本家”Microsoft 365 Personal Classicを契約していて本家Microsoft 365 Apps(Microsoft Office Pro相当)がWindows、Mac両方で利用できる関係でかのあゆ自身はまだ試していませんが、早速導入された方のブログ記事を見る限りではDocsで差し込み文章がサポートされていなかったり、Sheetsでピボットテーブルのウィンドウが壊れるなどの不具合はあるものの、Office互換ソフトとしては既に一通り使える状態になっているようです。

LibreOfficeもOfficeドキュメントの「相互運用性」はかなり向上しているものの、「互換性が高い」と謳ったことは実は一回もなかった関係でまだいろいろと問題がありますし、本来の意図としては「自社(Genspark社)のAIをドゥンドゥン活用してほしい」という意図でGenOfficeをオープンソースソフトウェアとしてリリースしたんだろうなぁとは思いつつも、今後の開発状況次第ではMicrosoft 365 Personal “Classic”プランが廃止された際の有力なリプレース先になってくれそうなので、個人的にもちょっと期待していたりします。

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