
年々個人利用環境ではMicrosoftアカウントをあらかじめ作成しないと初回セットアップすら完了させてくれない仕様に改悪しているWindows 11で将来的にもおそらく潰されることではないであろう、Microsoft自身が用意している公式な手順でローカルアカウントを作成した状態でセットアップを行うカスタムインストールメディアを作成するためのツール「KanoAyu WinSIM Manager」がようやく完成したので、例の通りフリーソフトとして公開いたします。なお、ソースコードも同梱いたしますので、同様のツールを作ってみたい方は改変含め、ご自由にお使いいただければ幸いです。
※生成AIを活用してバイブコーディングで開発したツールとなりますので、利用に関してはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
何これ
- ・「Microsoft純正インストーラーベースのまま」Microsoftアカウントを強制する使用に改悪されたWindows 11 Homeでもあらかじめ指定したローカルアカウントを作成した状態でセットアップを完了させることができるカスタムインストールメディアを簡単に作成するためのツール
- ・Microsoftがマスターイメージ・OS自動展開を行うために用意している「応答ファイル(autounattend.xml)」にてOOBEの初回セットアップ(ネットワーク接続など)のスキップとローカルアカウント事前作成、自動ログイン設定を組み込む形でRelease Previewビルドでは既に塞がれているBypassnoレジストリキーなどよりも確実かつ安全な形でローカルアカウントの作成を実現
※仕様上KanoAyu WinSIM Managerでローカルアカウントを作成する際、ブランクパスワードを指定した場合も初回起動時にパスワードの変更が求められますが、改めてパスワード入力欄に何も入力しない形で作成し直すことでブランクパスワードを設定できます。 - ・インストールメディアのリソースを一部改変 + セキュアブート非対応ブートローダーへの置き換えを行っているRufusとは異なり、「素の」クリーンなMicrosoft純正Windows 11インストールイメージそのものを利用しているため、セキュリティ面でも安全
- ・Windows 11 2024 Update~2026 Update(AMD64/ARM64)で動作確認済み
※応答ファイルの使用は基本的には変わらないため、“建前上は”Snapdragon X2シリーズ搭載コペェロットたすPCにのみプリインストールされる形でリリースされているWindows 11 Version 26H1や来年リリースされる予定の次期大型アップデート(Windows 11 Versin 27H2)でもローカルアカウントを事前作成してのセットアップは可能かと思われますが、次期大型アップデートリリース時に仕様が変更されているようであればバージョンアップで対応する予定です。 - ・企業・教育機関ユーザーを選択すればそもそも素でローカルアカウントを作成できるため、あまり必要性は感じませんが一応Pro/EnterpriseなどのSKUもサポートしています。
- ・カスタムインストールUSB、カスタムインストールISOイメージ、インストールイメージに組み込む応答ファイル(autounattend.xml)単体の作成に対応
出来ないことについて
- ・システム要件を満たしていないPCへのWindows 11のインストール
(※本ツールを開発することにしたきっかけの一つが「Rufusは優秀だけど悪意のある中古PC販売業者がシステム要件を満たしていないWindows 11搭載中古PCを何も知らない初心者に売りつけるためのツールとしても機能してしまっているから」というものになる上に、Microsoft自身からも将来的に「HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig」で設定しているシステム要件回避用レジストリキーを削除する予定であること、システム要件を満たしていない第7世代Intel Core/AMD Zen2以前のハードウェアではそもそもドライバー自体がWindows 11をサポートしていないことから今後もシステム要件回避機能を実装する予定はありません)。
バージョン履歴
2026/9/24:Version 1.20(初期バージョン)リリース